2022年12月18日にファイナルを終えた第37回SGグランプリ競走。
優勝戦で6コースから2着となった「馬場貴也」に、24個目のBOATRACE振興会会長賞メダル授与。これにより「ゴールデンレーサー賞」の受賞条件をクリアし、史上11人目の快挙を達成しました。
ゴールデンレーサー賞とは、2019年から始まった新しい表彰制度。受賞するための認定基準は…
- BOATRACE振興会会長賞メダルを24個以上授与
- GRANDE5競走において、決勝3位以内の選手に与えられる金・銀・銅メダルを3個以上授与
上記の条件を満たした選手に送られる名誉ある称号です。
余談ですが、グランプリを制覇した「白井英治」が第1号の受賞者となります。
馬場貴也は、2022年10月のSGダービーでGRANDE5メダル3個目を獲得。その後、2022年11月の浜名湖周年記念において、BOATRACE振興会会長賞メダル23個目を獲得。
賞金トップで挑んだSGグランプリ競走では優出を果たし、大外6コースから巧みなターンで道中を捌き2着の好走。
約1,600名のボートレーサーがいる中、未だ10名しか獲得していない「ゴールデンレーサー賞」を、最高の舞台で獲得することとなりました。
とはいえ、馬場としては悔しい思いもあった今回のSGグランプリ。
トライアル2ndで1号艇となった初戦。大きなプレッシャーを感じていたのか、コンマ20の出遅れたスタートを切ってしまいます。当然、他艇から攻められる展開となり、好枠を活かすことができず。
そして、優出の勝負賭けとなった予選最終レース。初戦とは打って変わって2号艇からコンマ06のスタートを決め、羽野直也のイン戦で1着を獲得します。
自身の弱さを認め、気持ちを切り替え進んだ優勝戦。
残念ながら優勝には届かなかったものの、この時点で賞金ランキング1位を死守する価値ある2着。
ただ、初戦の走りは相当悔しかったようで、予選最終レース後のインタビューでは天を仰ぎ、涙ぐむシーンも。
以下は馬場貴也が語ったコメントです。
まずはトライアル2ndの1走目、すいませんでした。その辺がまだまだ自分のウィークポイントだと思いますので、そこをしっかりと強くなれるように頑張ります。
話している最中に感極まってしまい、目には薄っすらと涙。
こんな姿を見せられたらこっちまで…。でも、大村SGグランプリの活躍は本物ですし、1番の推しレーサーとしてこれからも応援し続けます。