江戸川職員が舟券購入で逮捕。発覚から約1ヵ月後の6月4日、その事件についてモーターボート競走会が公式声明を発表しました。
発表した内容は以下の通り(原文ママ)。
当会江戸川支部元特別嘱託の競走法違反(舟券の購入)について
本年5月、当会江戸川支部の元特別嘱託が、在職期間中に禁止されている舟券を購入していたことから、モーターボート競走法違反(同法第11条2号の舟券の購入禁止)により、警視庁小松川警察署から書類送検されております。
競走実施機関である当会は、自らの監督不行き届きにより、事業の根幹となる法令に対する違反行為があったことをお知らせするとともに、本件を厳粛に受け止め、これまで以上に役職員に対するコンプライアンス教育を徹底いたします。
今後は、管理体制の強化を図るなど、再発防止に努めてまいります。
なお、元特別嘱託は、昨年10月に依願退職しておりますが、当時の職場における監督上の責任については、昨日、当会の規則に基づき、譴責処分を行っております。
引用元:日本モーターボート競走会文書
要約すると、元特別嘱託が競走法違反(舟券購入)で書類送検された。監督不行き届きを反省し、職員のコンプラ教育を徹底する。
また、元特別嘱託は既に依願退職したが、当時の監督者については厳しく怒っておいた。
5月9日に報じられた事件の詳細は以下をご覧ください。
西川昌希の八百長事件以降、ほぼ黒の疑惑があっても一切公表しなかった競走会。
そんな中、大して売上に影響しない職員の場合、追求しなくてもあっさり自白。一方、警察沙汰になった選手に関しては一切公表せず、処分内容だけやんわりと報告するだけ。
やってることおかしくないですか?
民間企業なら隠蔽するケースは多々あるでしょうが、ボートレースは国が管轄する公営競技ですよね?
ほぼ税金のようなお金(投票売上)で運営しておきながら、売上維持のためなら臭い物に蓋をする悪しき実態。
今年の2月には選手に対して”かん口令”も通達されたし。
会員の皆様におかれましては、過去にモーターボート競走法違反を犯した西川昌希元選手及びその者と繋がりのある人物との関係が明らかになった場合、業界批判や業界内部の情報を漏洩した場合は、本会において退会勧告含む厳正な処分、さらには同僚、業界に著しく損失を与えた場合は損害賠償を請求するなどの処置を検討していきます(一部抜粋)。
こんな運営体制を続けていたらいつか衰退するような…
そうなると我々ユーザーにも少なからずデメリットがあるので、裏側で業界を仕切っている幹部連中の”総入れ替え”を強く望みます。