2024年4月4日、平和島で開催された一般競争「BTS河辺開設29周年記念」。
3日目第4レース、愛知支部のベテラン「仲口博崇」が2コース差しで2500勝を達成。1991年11月のデビューから32年4ヵ月、ボートレース史上43人目の快挙を成し遂げました。
記念すべきレース映像がこちら。
2000勝の達成者は177人(4月4日時点)いますが、2500勝になると僅か43人。1着を獲り続ける実力はもちろんのこと、肉体的・精神面も強靭でなくては達成できない記録です。
現在はA2級に降格しているものの、艇界を代表するレーサーというべきでしょう。
仲口博崇とは?
公式画像 | |
名前 | 仲口博崇(なかぐちひろたか) |
登録番号 | 3554(69期) |
生年月日 | 1972年8月3日 |
身長/体重 | 164㎝/52㎏ |
出身/所属 | 愛知県/愛知支部 |
デビュー日 | 1991年11月16日 |
仲口博崇は愛知県出身、愛知支部のボートレーサー。
1991年11月に蒲郡でデビューを果たすと、同年12月に早々と初勝利を収めます。その後も才を発揮し、1993年3月に初優勝、1998年9月の児島では悲願のG1初優勝を達成。
そして、仲口の名をトップに押し上げたのが2014年のSGダービー(全日本選手権)。予選をオール連対で勝ち上がり、優出1号艇からイン逃げを決めてSG初制覇を達成しました。
ただ、SGレーサーとなった翌年からパッとした成績を残せず、2017年以降はSG出場が1度もありません。
父親は元レーサー「仲口俊博」
仲口博崇の父親は、元ボートレーサーの19期「仲口俊博」さん。おそらく1999年頃に引退したようですが、実績を確認できるデータは残っていません。
ちなみに、弟も公営競技の選手で、現役のオートレーサーとして活躍中。
仲口博崇はモンキーターン「洞口雄大」のモデル
仲口博崇は競艇漫画”モンキーターン”に登場する主要人物「洞口雄大」のモデル。
さらに、愛知の巨人として描かれている洞口の父「洞口武雄」も、実際に愛知支部で活躍していた仲口博崇の父「俊博さん」です。
一節では、共に現役だった時代、俊博さんと息子の博崇はほとんど会話がなかったらしい。そうした関係性をモチーフにして、洞口親子が誕生した逸話もあります。
ただし、作者に聞いたわけじゃないので、事実である確証はなし。
師匠は愛知支部49期「大嶋一也」
仲口博崇の師匠は、同じ愛知支部で一世を風靡した49期レーサー「大嶋一也」。
リーグ戦勝率1位の成績で本栖研修所を卒業。1981年11月に常滑でデビューして以降、SG・G1で輝かしい実績を残し、2017年11月9日に惜しまれつつ引退しました。
以下は「大嶋一也・仲口博崇」の通算成績。
- 出走回数:7647回
- 1着回数:2532回
- 通算優勝回数:94回
- SG優勝回数:1回
- G1優勝回数:13回
- 通算勝率:7.09
今回、仲口博崇が達成した2500勝は師匠も達成しており、そのことについて以下のように話しています。
師匠の大嶋一也さんが2532勝だったので、それを超えたい。ダービーを優勝して恩返しはできたかなって思ったけど、やっぱり何かしら大嶋さんを超えたい。超えるなら1着回数しかないと思う。
引用元:中日スポーツ
仲口はバリバリ現役で活動しているので、師匠の”2532勝”であれば年内中に間違いなく超えるはずです!
それにしても、大嶋さんの通算勝率”7.09”でヤバすぎw