2023年12月21日に開催されたグランプリ3日目11R。
トライアル2ndから出場となった馬場貴也でしたが、1マークでターンマークに接触して転覆。そして、後続艇の中島孝平も転覆したボートに乗り上げてしまい、2艇が失格となる大波乱となりました。
実際のレースをまだ見てない方は以下の動画をご視聴ください。
中島孝平を事故に巻き込んだことで、馬場貴也は”妨害失格”となりマイナス10点。中島は選手責任外の転覆だったものの、不完走により加点はなし。
この時点で、いずれの選手もファイナルへの進出は絶望的。
馬場は賞金ランキング2位で選出され、絶好枠を手にして挑んだトライアル2nd。また、昨年2着と悔しい結果だったため、今年に懸ける思いは強かったでしょう。
中島もトライアル1ndを得点率上位で勝ち上がり、コンマ07のトップスタートで1着まで見えた一戦。
それにしても、馬場貴也は負けなしのイン戦でなぜクラッシュしてしまったのか?
考えうる原因は、茅原悠紀が想定以上に伸びてきたこと。
茅原が直まくりを仕掛けたことで、馬場のマイシロはほぼない状態。茅原にぶつけて旋回することも可能だったでしょうが、それだと心中するか、もしくは着外に沈むのが濃厚。
その結果を避けて着残しするためにも、ギリギリを攻めて激突したと思われます。
正直、優勝候補の2人がここで消えるのはとても残念です。しかし、いくら悔やんでも時間は巻き戻せないので、4日目以降の活躍に期待する他ありません。
ちなみに、他選手が同様のトラブルを起こさない限り、トライアル敗退は確定的でシリーズ戦回りへ。ただ、2人の進路には大きな違いがあります。
中島孝平は「選手責任外の失格」のため、次のレースから結果を残せばシリーズ戦でのSG優勝が残されています。
一方の馬場貴也は妨害失格で「賞典除外」のため、この先オール1着であっても優勝戦には出場できません。
賞典除外になってしまう違反行為については以下の記事をご覧ください。