2023年7月3日、岡山支部のベテランレーサー「荒井輝年(あらいてるとし)」が172人目の通算2000勝を達成しました。
2000勝まで残り2勝となった中で出場した住之江G3競争。
2連対率30%以下の低調機を引いてしまい、3日目までは44245で1着を獲れず。しかし、4日目のイン戦でコンマ07のスタートから逃げを成功させ、残り1勝となって5日目を迎えます。
記録が懸かる5日目も1号艇となりますが、SGレーサーの「三嶌誠司」が構える一戦。
オッズは荒井・三嶌で割れた状態に。そんな中、前日に続け好スタートから決めた荒井がイン先マイし、三嶌に付け入る隙を与えず完勝。
トップレーサーの証でもある2000勝。荒井選手、本当におめでとうございます!
荒井輝年とは?
公式画像 | |
名前 | 荒井輝年(あらいてるとし) |
登録番号 | 3685(73期) |
生年月日 | 1974年2月28日 |
身長/体重 | 169㎝/57㎏ |
出身/所属 | 岡山県/岡山支部 |
デビュー日 | 1993年11月 |
荒井輝年は岡山県出身、岡山支部のボートレーサー。
73期生として本栖研修所(現ボートレーサー養成所)へ入所。本栖チャンプに輝くなど、優れた実績で1993年にデビュー。
その後、デビュー3年目の初優勝を皮切りに、新鋭王座でG1初出場(1998年)、総理大臣杯でSG初出場(2000年)。そして、2004年にはキャリアハイとなるG1初優勝を達成。
現在はA1・A2を行ったり来たりですが、ほぼ全ての年で優勝する活躍を続けています。
同期(73期)の主な選手
73期で最も優勝回数が多いのは荒井輝年。また、G1覇者は2人いますが、SGのタイトル保有者は0人。
荒井に次いで優勝しているのは「飯島昌弘」。2006年の江戸川モーターボート大賞でG1初優勝を達成し、2001年以降はA1級から降格していません。
女子レーサーの代表的な存在は「岸恵子」。2017年から優勝できていないものの、2014年のG2レディースチャレンジカップ第1回大会で優勝した実績があります。
その他、西山貴浩が率いるポンコツ会の会長「大庭元明」も73期のレーサーです。
2022年11月、江戸川で7戦7勝の完全優勝を達成
2022年11月16日から江戸川で開催された「第46回東京中日スポーツ杯」。
初日から節一級の機力を活かし、怒涛の7連勝で優出にコマを進めます。断然人気となった優勝戦は、若干遅れたスリットとなりますが、旋回後の強烈な伸びで優勝を飾りました。
江戸川の完全Vは史上20人目。しかも、50歳手前にしての達成は、紛れもなく偉業といって良いでしょう。
1993年11月にデビューし、未だバリバリの現役レーサー。
記念タイトルからは遠ざかっていますが、PG1マスターズチャンピオンあたりで優勝してしまうかも!これからの活躍に期待しています。