2016年11月にデビューした「實森美祐（さねもりみゆ）」。
養成所を全体6位の勝率（6.13）で卒業すると、新人離れしたレースセンスで3期目にはB1級昇格を達成。
しかし、病気（大腿骨萎縮症）による長期離脱などもあって、4点台後半を推移する苦しい時期が続きます。その暗いトンネルを抜け出したのが2021年の5月以降。
2022年後期適用成績（2021年5月1日～10月31日）は、前期勝率を2点弱上回る6.20。B1級だった級別は、まさかのA1級まで飛び級したのです。
A1レーサーとなった實森美祐の勢いは止まることなく、初めて出場したグレードレースで快挙を成し遂げます。
まず、2022年1月のG1全日本王座決定戦。初出場ながら2日目にG1初勝利を達成。
そして、實森の名を全国区に押し上げた5月のオールスター。SGレーサーたちを次々と跳ねのけ、ほぼ誰も予想することができなかった準優勝戦を切符を手にします。
