2023年4月10日、宮島で開催されたG1周年記念において、デビュー12年目の「島村隆幸」が自身初のG1制覇を飾りました。
前検ではWエース機の48号機を引き当て、初日から一度しか着を外さない走りで予選を2位通過。準優1号艇もコンマ11から難なくイン逃げを決め、2019年12月の大村G1以来となる優出を果たします。
迎えた優勝戦メンバーがこちら。
ポールポジションを獲得したのは、オール連対でトップ通過した「杉山正樹」。
3カドには前日9日に2000勝をマークした「辻栄蔵」、さらに外枠にSG覇者「茅原悠紀・中島孝平」が座り、内外ともに強者揃いの一戦。
本番では茅原がコンマ06のトップスタートから飲み込む展開。1マークでは完全にまくり切ったように見えましたが、一瞬の隙をついて抜け出したのが2号艇島村隆幸。
バックストレッチでは舳先をかけ、茅原との攻防を制て独走状態に。1周2マークで杉山が転覆したので、2周2マーク手前で島村の優勝が確定しました。
1着でゴールした島村隆幸は、通算27勝目、デビュー11年半にしてG1初優勝。涙ぐんだ表情で登場した表彰式では以下のように語っています。
今の気持ちは夢見心地というか、僕なんかが記念のタイトル獲っていいのかっていうぐらいの気持ちです。
(優勝戦は)スタートからしっかり行けてたんで良かった。(優勝した実感は?)まだもう少ししたら来ると思います笑
同期とか後輩が先に記念とか獲ったりしてたので、1日でも早く追いつきたい気持ちが強く、優勝した瞬間は安心感の方があった。
インタビュー映像を見れば分かりますが、ボート界では珍しい人間の出来た選手。前々から好きな選手でしたが、これからは推しレーサーとして応援するつもりです。