2023年2月8日、宮島で開催された「サクラオB&D杯」の2日目6R。
5号艇の間野兼礼がコンマ12のトップスタート。半艇身ほど出ている状態から絞ったことで、4号艇坪内実は操縦不能に。さらに、ホーム側との距離が近かったこともあり、坪内は消波装置を飛び越えるアクシデント。
幸い、壁に激突するなどの事故には至らず…。レース映像からも坪内実がボートに乗っている姿を確認できます。
坪内実をコース外に追いやった間野兼礼は妨害失格。2周1マークまで1着を走っていましたが、この判定を受けてピットへ。
その結果、失格した2艇を除く以下の決着となりました。
はたして、1マークで内側に絞った間野は強引すぎたのか?それとも、坪内は半艇身ほど先を行かれていたので、減速して譲るべきだったのか?
審判長の判断は「間野兼礼の妨害失格」ですが、あれで行けなかったら何も出来なくなるような…と感じています。
実際、当該レースを視聴したユーザーからも…
場によって妨害失格の判断が分かれる。憶測だけど、妨害取る、取らないは忖度もしてるだろうし難しい
妨害失格取らなくてもって思う。もう水上の格闘技じゃなくなったな
妨害?
これダメならなにも出来んくない?
この程度で妨害なら、ダッシュ勢は一艇身出るトップスタートを切っても絞れず、差すことしかできない
お金を賭けるギャンブルなので、様々な意見があって当然です。
しかし、同じような議論が度々持ち上がっている以上、もう少し明確なルールを定めても良いのでは?まぁ、1マークは特にコンマ数秒を競い合う競技ですし、正確に判定するのは困難でしょうけど…。
関連性は低いですが、2004年には観戦席側の消波装置へ激突する死亡事故が発生しています。
今回も一歩間違えれば悲しい結果になっていた可能性はあるので、安全走行へ指導を徹底してもらいたいところ。