ボートレース大村で開催されたSGグランプリの3日目。
トライアル1stから勝ち進んだ6名が加わったトライアル2ndにて、まさかのフライング。
Fを切ったのは賞金ランキング2位で出場した「山口剛」選手と、トライアル1stをトップ通過さいた「丸野一樹」選手の2名。しかも、1号艇で人気を集めていた山口剛がFとなったことで…
返還されたのは売上の95.3%にあたる「5億6122万8500円」。
返還額の大きさもビックリですが、優勝候補の1人だった山口剛がこんなところで脱落してしまうとは。なんとも後味の悪い結果となりました。
ちなみに、グランプリのトライアルでフライングを犯してしまった2選手は、以下4つのSG競争は出場不可。
- クラシック(3月)
- オールスター(5月)
- グランドチャンピオン(6月)
- オーシャンカップ(7月)
加えて、G1・G2への出場も3ヵ月間停止されます。
グランプリは4日目以降も出場可能ですが、トライアル2nd初戦の加点はなく、マイナス10点スタート。厳しい言い方をすれば、山口剛・丸野一樹の2022年グランプリはここで終了。
一方、2選手のフライングによって棚ぼたとなったのは、11Rが「菊池孝平・白井英治」。
恵まれにより1着となった菊池選手は10点、2着に入った白井選手は9点を獲得。優勝戦に進出できる可能性が高まったのは間違いないでしょう。
余談ですが、11Rの不穏な流れが影響したのか、12R圧倒的に人気を集めていた「馬場貴也」がインから飛ぶ大波乱。
3連単は特大万舟となる「73,380円」というまさかの結末。
もちろん、馬場貴也が優勝する可能性は全然残されていますが、3日目の様子を見ているとまた何かが起きそうな予感も…。
フライングした2選手はコンマ01のスリットオーバー。たったこれだけで5億円の返還、数千万円の収入減に。改めて恐ろしい競技だと痛感してます。