2024年3月28日、平和島ルーキーシリーズ第6戦において、2号艇佐藤隆太郎が差しで優勝。当地2勝目、通算9回目のVを飾りました。
佐藤のVはさておき、今節絶好調だった「井本昌也」について。
2連対率40.9%の好モーターを手にした井本は、3日目1走目まで4連勝の活躍。それ以降も小さい着でまとめて予選トップ通過を果たすと、準優も難なく逃げて自身初のポールポジションを獲得します。
迎えた優勝戦メンバーがこちら。
若手の注目株「佐藤隆太郎・宮田龍馬・仲道大輔」らが外に構え、オッズは内4艇で割れた状態。
そんな中、井本はコンマ07のトップスタート。しかし、1マークでターンマークを大きく外してしまい、その隙をついて佐藤の差しが入ります。そして、2マークのツケマイも不発に終わり、絶好枠を活かせず無念の3着。
13度目の優出にして初めての1枠だったうえ、この日は27回目の誕生日。プレミアムな1日になると期待されましたが、非常に残念な結果で終えています。
井本らしくない1マークのターン。初Vという相当なプレッシャーがあったのでしょう。
井本昌也とは?
公式画像 | |
名前 | 井本昌也(いもとまさや) |
登録番号 | 4985(120期) |
生年月日 | 1997年3月28日 |
身長/体重 | 167㎝/50㎏ |
出身/所属 | 山口県/山口支部 |
デビュー日 | 2017年5月2日 |
井本昌也(いもとまさや)は山口県防府市出身、山口支部の120期ボートレーサー。
2017年5月に徳山でデビュー。同年9月の大村で初勝利し、2020年10月に初優出。2022年後期にはA2級初昇格を果たしますが、これまで優出13回ながら1着は獲れていません。
防府商工高校ではサッカー部所属
井本昌也の出身校は山口県立防府商工高等学校。
高校時代は幼い頃から続けていたサッカー部に所属。創部されたばかりのチームで約3年間ピッチで走り続け、常にベストを尽くすメンタルが特徴の選手だったらしい。
そんな井本少年がボートレースと出会ったのは、高校生の時に友人と参加したペアボート試乗会。そのことがきっかけでレーサーになる決意をし、3度目の試験に合格して養成所へ入所しました。
師匠は山口支部88期「吉村正明」
井本昌也の師匠は、同じ山口支部の敏腕レーサー「吉村正明(よしむらまさあき)」。
吉村は2001年5月にデビューし、僅か1年で初優勝。2005年には大村競艇祭競走でG2初制覇、2008年10月の競艇キングカップではG1初制覇を達成。
その後も一般戦を中心に活躍し続け、通算49勝、1500勝達成など輝かしい記録を更新中です。
同期同支部「佐々木完太」も吉村正明に弟子入りしています。
フレッシュルーキーに3度選出
登録5年以内の将来有望な選手が選出される「フレッシュルーキー」に、井本昌也は3年連続(2019・2020・2021)で選ばれた期待のホープ。
初選出された2019年頃から勝利を伸ばしていき、2023年は勝率6.31・1着数76回・3連対率64.6%・優出4回の実績を残しています。
年 | 勝率 | 3連対率 | 優出/優勝 |
---|---|---|---|
2017年 | 2.43 | 10.4% | 0回/0回 |
2018年 | 3.48 | 26.7% | 0回/0回 |
2019年 | 4.03 | 32.3% | 0回/0回 |
2020年 | 4.86 | 43.7% | 1回/0回 |
2021年 | 5.31 | 51.0% | 3回/0回 |
2022年 | 5.66 | 57.6% | 2回/0回 |
2023年 | 6.31 | 64.6% | 4回/0回 |
2024年 | 6.08 | 54.6% | 3回/0回 |
事故の少ない走りで着々と成長しているので、近いうちに大化けしそうな予感!
井本昌也の年収(獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2017年 | 4,040,000円 | 1486位 |
2018年 | 7,790,000円 | 1309位 |
2019年 | 10,120,000円 | 1159位 |
2020年 | 13,900,000円 | 815位 |
2021年 | 18,390,000円 | 568位 |
2022年 | 22,780,000円 | 419位 |
2023年 | 29,660,000円 | 235位 |
2024年 | 6,940,000円 | 289位 |
井本昌也の年収(獲得賞金)は上記の通り。
デビューから現在まで綺麗な右肩上がりで推移しており、2024年は3,000万円を超えそうな勢い。まずは初優勝に期待ですが、いずれはSG・G1の舞台で活躍できる逸材だと思います。
いずれにしても、伸びしろしかない井本昌也。今後の活躍から目が離せません!