2023年11月23日に行われた男女混合戦「平和島マンスリーBOATRACE杯」優勝戦。
出場した46名の内、女子レーサーは僅か8名。そんな中、ひときわ輝きを放ったのが、今年に入って絶好調の美人レーサー「深尾巴恵」選手。激戦を制し、デビュー初優出ながら初優勝を飾りました。
深尾巴恵、優勝までのハイライト
モーター抽選で超抜エンジン(16号機)をゲットすると、機力を活かした走りで2日目まで3連勝。3日目はフライング艇などもあって着外となりますが、予選最終日に2号艇から直まくりで4勝目。
これまでにない抜群の安定感を発揮し、6戦4勝の活躍で予選を2位通過。2度目の準優1号艇を獲得します。
デビュー初優出の懸かった準優勝戦。深尾以外全員男子およびほぼA級といった顔ぶれの中、イン先マイからギリギリ残して1着。初めての最終日12Rに駒を進めました。
優勝戦は以下のメンバー。
準優同様、相手は全員男子レーサー。また、直近10走のインコースで1度も負けていない「赤羽克也」のイン戦。当然、赤羽を中心に人気となりましたが、良い意味で緊張していなかった様子。
というのも、初優出を決めた際のインタビューで…
広瀬すずさん級に良いです!全部の足がいい。スリット付近に余裕がある。多少、失敗してもカバーしてくれる足ですよ!
その言葉通り、ここに来てコンマ05のトップスタートで抜け出す強メンタル。さらに、スリット通過後に脅威的な伸びを見せ、赤羽に対して直まを仕掛けます。
しかし、その展開を見逃さなかったのが3号艇山谷央。内側から差しで食い込み、バックストレッチでは並走状態に。
ここからの激戦は実際のレース映像でご覧ください。
正直、外側を並走していた深尾は断然不利。そう思っていたところ、差しではなく”全速ツケマイ”を敢行。この奇襲で山谷を沈めて単独1番手に躍り出たのです。
まさに神業!そういっても過言ではないほど、渾身のツケマイだったと思います。
そして、先頭を死守したまま3周回り1着でゴール。2014年11月25日のデビューから9年、初優出にして初優勝を達成しました。
優勝後のインタビューで語っていたことを以下に紹介させていただきます。
大変失礼な言い方ですが、ほんと天然ちゃんw
でも、ここが深尾選手の良いところですし、見ているこっちもほんわかしちゃいます。この度は本当に初優勝おめでとうございます!
引退勧告ギリギリだった過去など、深尾巴恵については以下が参考になります。