2023年8月10日に開催された芦屋「オール九州選抜戦」の3日目第5レース。
A1級の渡辺浩司・仲谷颯仁らが人気を集める番組において、唯一の女子レーサー「米丸乃絵」が展開をついたまくり差し。その後の競り合いも制し、超大波乱の決着となりました。
人気選手がどちらも飛んだことで、3連単の配当は「275,040円」。芦屋では歴代19位の高配当にランクインしています。
以下は米丸乃絵が特大万舟を演出したレース映像。
転覆などによって高配当になるケースは多いですが、このレースは紛れもなく実力で勝ち取った勝利。
また、今年1月の正月レースでも10万舟の波乱を起こしており、穴党のファンからは一目置かれていた女子レーサーだったようです。
米丸乃絵の存在自体は知ってました。ただ、可愛い見た目ぐらいしか認識していなかったので、まさかこれほど注目される選手だったとは…。
一体どのような女子レーサーなのか?興味ある方はぜひ読み進めてください!
米丸乃絵とは?
公式画像 | |
名前 | 米丸乃絵(よねまるのえ) |
登録番号 | 5193(128期) |
生年月日 | 2001年8月5日 |
身長/体重 | 158cm/48㎏ |
出身/所属 | 熊本県/福岡支部 |
デビュー日 | 2021年5月15日 |
米丸乃絵は熊本県出身、福岡支部のボートレーサー。
128期で養成所に入所。リーグ戦では勝率5.88・優出5回・優勝1回の優れた成績で卒業し、2021年5月に地元若松でプロデビュー。その後、約半年で初勝利(水神祭)を果たしています。
父親は競輪の「米丸俊成」選手
米丸乃絵の父親は、競輪選手の「米丸俊成」。
ボートレーサーになるきっかけをくれた人物。学生時代に唐津競艇場でレースを観戦し、父からの勧めもあってボートレーサーになることが目標になったとのこと。
ちなみに、父と同じ競輪選手になぜならなかったのか?その質問に対して、過去のインタビューで以下のように話しています。
父は自分の走るレースを見せなかったので興味(競輪)は湧かなかった。それに、太ももが太くなるのも嫌だった
考え方が今どきの女の子ですね(笑)
同期(128期)の注目選手
128期といえば、デビュー2年目に初優勝を果たした「飛田江己」。同期では最も期待されたルーキーでしょう。
その他、勝率をグングン伸ばしている「鰐部太空海(わにべたくみ)・小坂風太」をはじめ、男性人気の高い「武井莉里佳・北村寧々・神里琴音」も注目度された存在です。
全速まくりで水神祭(2021年12月9日)
デビュー初勝利を達成したのは、2021年12月の児島一般戦。
5コースからコンマ16のトップスタートを決め、内5艇を飲み込む展開。内側にスペースがないと判断したのか、全速ターンで大外からまくりを仕掛けます。
これが見事に決まり、後続艇に大きく差をつけて1着でゴール。
7万舟に貢献したレース直後のインタビューでは…
率直に嬉しかった。(68走目の水神祭は)すごく長く感じた。本当は1期目で挙げたかったけど、焦らずに練習して獲れる日が来るだろうと。やっと今日獲れて良かった。
これからももっと1着を獲れるように頑張る。
新人とは思えない素晴らしい全速まくり!スターの片鱗を魅せつけた走りだった気がします。
A級レーサーを破り初優出(2023年6月21日)
2023年6月、デビュー3年目にして「米丸乃絵」は早々と初優出を達成します。
初日から舟券に絡む活躍で予選を突破。しかし、準優で対峙するのは女子界トップの細川裕子、2022年にブレイクした藤原菜希など、艇界を牽引する強者たち。
全く期待されない中での一戦でしたが…
1周2マークで藤原に対してツケマイを敢行。格上の藤原を失速させてリードを奪い、道中でも無駄のない旋回で2着を守って優勝戦に駒を進めます。
残念ながら優勝戦は何もできずに終わりますが、ルーキーとしては立派な4着でフィニッシュ。
まだまだ走りにムラはあるものの、思い切りのいいスタートやターンは上位クラス。これから経験を積んでいけば、同世代でトップ級の活躍をするはずです。
個人的にかなり注目の女子レーサー。見た目もかわいいし、今後人気が上昇していくのは間違いなし
丸野一樹から”天然”と言われる愛されキャラ
乃絵が「丸野一樹」のYoutubeチャンネルに出演した動画です。
デビューしたきっかけや養成所についても語っているので、ファンなら視聴して損はしないと思います。
気になる方ぜひ!