4月1日より「SG・G1・G2の優勝戦もしくは準優勝戦」のフライング罰則が強化。
新罰則第1号で適用されたのは、若松PG1の準優でFを切った「中岡正彦」。次いで児島G1の上田龍星、そして5月オールスターの準優で「下條雄太郎」がSG初フライングを切ったばかり。
罰則強化後初…下條雄太郎がSG準優で痛恨のフライング
2023年5月27日、SGオールスター準優10Rにおいて、3コース進入の「下條雄太郎」がコンマ02のフライング。 このFによって下條をブロックしたインの茅原悠紀が転覆し、大本…
その後はあまり踏み込んだスタートを見なくなっていましたが…
2023年6月9日に開催された戸田G1周年記念準優11Rにおいて、3号艇「大峯豊」が痛恨のフライング。
この時点で賞典除外となり、さらに以下の罰則が課せられることに。
罰則内容 | |
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G1 |
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SG |
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大峯豊はG1準優勝戦でのフライングとなるため、大峯は「6ヵ月間のG1出場不可」となります。
ちなみに、この先の斡旋状況は以下の通り。
既に入っている斡旋は対象外なので、8月のボートレースメモリアルまでは出場できます。しかし、それ以降のG1に出れないとなると、グランプリに向けた賞金の上積みはかなり困難となるでしょう。
まぁ、SGとG1の両方出場できない下條に比べたらまだましですが…。
とはいえ、重賞レースの優勝戦および準優勝戦のFは「数千万円の損害に値する行為」といっても過言ではありません。
施行者の売上を守るために強化されたフライング罰則。選手たちには同情しますが、返還艇がいると我々ファンも損することが多々あります。
今回のケースだと…
レースは「1-4-2(6.1倍)」となりましたが、締切時のオッズは25.1倍。本来なら40万円ちかい払戻しがあったはずなのに、返還によってたったの9万円。
もちろん、フライングで得をするケースもあります。ただ、基本的に損することの方が多いので、特に厚張りをする優勝戦・準優勝戦のFはないに越したことはありません。