2023年1月11日、ボートレース鳴門「第14回ALSOK徳島杯競走」開催2日目の第1レースにおいて、伊藤将吉が通算1,500勝を達成しました。
2連対率41.2%の好機モーターを手にし、万全の状態で挑んだ開催初日。悪天候で安定板使用となった中、3コースから伸びを活かして内側2艇を飲み込むまくるまくりが炸裂。この1着で1,499勝をマーク。
期待された初日2走目(6号艇)は3着とし、迎えた2日目1R。
インコースのみにA1級を配置する企画レース(とるならなると)。コンマ15のトップスタートから難なくイン逃げを決め、23年2か月で「1500勝」という偉業を達成しました。
以下は達成したレース映像です。
伊藤将吉とは?
公式画像 | |
名前 | 伊藤将吉(いとうまさよし) |
登録番号 | 4033(85期) |
生年月日 | 1978年9月20日 |
身長/体重 | 169㎝/52㎏ |
血液型 | O型 |
出身/支部 | 静岡県/静岡支部 |
伊藤将吉は静岡県で生まれ育ったボートレーサー。
1999年11月18日に浜名湖でデビューし、同年12月6日に早々と初勝利を果たします。その後も安定した成績を残していき、7年目にして初優勝を達成。
競艇ファンからは親しみを込めて“ショーキチ”と呼ばれることもありますが、正しくは“マサヨシ”ですw
男らしさに溢れた厳めしい表情。軽くウェーブがかかったロングヘアーに武将ひげがトレードマーク。艇界屈指のダンディーな男前レーサーです。
銀河系軍団と呼ばれる85期生
伊藤将吉といえば、スター軍団「銀河系軍団」のひとり。
銀河系軍団とは、1999年にデビューした85期生のこと。2000年頃にレアルマドリードがそう呼ばれていたことで、競艇界の銀河系軍団となったらしい。
85期生には「田村隆信・井口佳典・湯川浩司・丸岡正典・森高一真」らのSG、G1覇者を筆頭に、スター選手が沢山在籍するエリート集団。
女子史上初の24場制覇、クイーンズクライマックス2連覇と次々と偉業を成し遂げている「田口節子」。そんな彼女も85期出身です。
銀河系軍団の1,500勝達成者
選手名 | 1着数 | 達成日 |
---|---|---|
山本隆幸 | 1732勝 | 2020年1月 |
田村隆信 | 1645勝 | 2021年1月 |
丸岡正典 | 1623勝 | 2021年6月 |
森高一真 | 1583勝 | 2021年7月 |
井口佳典 | 1619勝 | 2021年8月 |
田口節子 | 1586勝 | 2022年1月 |
湯川浩司 | 1575勝 | 2022年2月 |
伊藤将吉 | 1500勝 | 2023年1月 |
同期で1500勝を達成したのは、伊藤将吉を含めて8名。ただ、以下の3選手も数ヵ月以内に到達するものと思われます。
- 興津 藍:1486勝
- 桐本康臣:1479勝
- 金田 諭:1468勝
こうしてみると、名の知れた実力者ばかり。銀河系軍団(85期)の凄さを改めて痛感させられます。
伊藤将吉のSG戦績
長年好成績を残し続けている伊藤将吉ですが、SGに出走したのは過去3節のみ。85期の中でも見劣らない実力を持つ選手だけに意外な数字です。
しかし、数少ないSG戦績の中でもしっかりと爪痕は残しています。
2016年に2度目のSG出場、そして初選出となった住之江賞金王シリーズ。初日から思い通りのレースができず、2日目には転覆するアクシデントにも見舞われます。
全く結果を残せないまま迎えた最終日の第5レース。記憶にも記録にも残る快挙を成し遂げたのです。
前走の成績から全く売れていなかった伊藤将吉でしたが、6コースから差し抜けて大波乱の決着。当時のSG高配当記録を塗り替える「252,220円」という特大万舟を演出。
あの時のような走りをまたSGで見せてもらいたいものです。
競艇界には1500勝を遥かに超えた「2000勝・2500勝」レーサーが多数います。気になる方は以下をご覧ください。