30代に入ってから大きな飛躍を遂げた岡山支部のイケメンレーサー「渡邉和将」。
2022年の蒲郡周年でG1初Vを果たし、2025年2月には中国地区選手権を制覇。記念クラスでも優勝候補筆頭となった今、悲願のSGタイトルが期待されています。
これまでもA1級でまずまずの実績を残してきましたが、メディアへの露出は数えるほど。その為、競艇ファンの認知度は低めかもしれません。
そこで今回は、渡邉和将とはどんな選手なのか?公私に渡って調査してみました。
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渡邉和将とは?
渡邉和将は岡山県出身、岡山支部に所属する103期ボートレーサー。
高校時代は野球部に所属。競艇選手を目指すため体重を大きく絞る必要があり、15kgの減量に成功して養成所試験を受けたというエピソードも。

兄と妹の3人兄弟。お兄さんも競艇選手を目指していた過去がある
渡邉和将の公式プロフィール
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名前 | 渡邉和将(わたなべかずまさ) |
登録番号 | 4537(103期) |
生年月日 | 1990年2月12日 |
身長/体重 | 166cm/52kg |
出身/支部 | 岡山県/岡山支部 |
デビュー日 | 2008年11月12日 |
渡邉和将の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
競艇選手を目指したきっかけ
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渡邉和将が競艇選手を目指したのは高2の時。きっかけは2つあったそうです。
以下は2015年のインタビュー内容。
親がボートを好きで、子供の頃からよくボート場に連れてこられていたんです。僕はゲームコーナー目当てで来て楽しんでいましたね。そのうち兄が選手の試験を受けるようになって、進路を考える時期に自分も受けてたまたま受かった。
1つは競艇好きの父親に児島競艇場へよく連れて行ってもらった影響。もう1つは、兄が養成所試験に落ちてしまったこと。
選手の夢を叶えられなかった兄を見て「今度は自分がチャレンジする」と決意。見事一発で合格して103期訓練生となりました。
やまと競艇学校の成績


高校在学中の17歳で養成所試験に合格。それと同時に高校を中退し、2007年秋に養成所へ入所。
リーグ戦では勝率7.31の好成績をマーク。第4戦の優勝を含む4回の優出を果たし、卒業記念競走でも優勝戦に進出。訓練生時代から抜群のセンスで無事卒業しました。



野球で鍛えられた経験から、訓練生活はあまり厳しく感じなかったらしい
同期(103期)の注目選手
渡邉和将の同期(103期)で最も活躍しているのは、2020年大村ダービーなどSG優勝3回を誇る「深谷知博」が頭ひとつ出ています。
人気女子レーサーの1人小野生奈は2017年の芦屋レディースチャンピオンでG1初優勝。同期の北山康介と結婚して2022年に第一子を出産しました。
埼玉の黒井達矢も記念の常連。しかしG1では9回優出しながらまだVがありません。
渡邉和将の師匠・弟子は?
渡邉和将の師匠&弟子について隈なく調査しましたが、関連する情報は一切公開されていません。
ただし、公表していないだけの可能性も。また、岡山支部の最大勢力「イーグル会」に属しているので、仮に師匠がいなくても手本となる先輩レーサーは沢山いたはず。
ヤングレーサー時代には、イーグル会を「皆が成績を残す、すごい世界」と表現。さらに「一人一人の個性が強く、お互いが刺激し合っている。自分もその輪に入れたらと思います」とも話していました。
ちなみに、イーグル会の主要メンバーはこんな感じ。



イーグル会は艇界トップクラスのペラグループだ
渡邉和将の結婚・趣味・年収
渡邉和将はブログもSNSもやっていません。
よって、レースを離れた所での過ごし方は謎多き選手ですが、近年の活躍で注目度は爆上がり中。この先も活躍し続ければ、多くのメディアで取り上げられるでしょう。
とりあえず現時点で分かっている情報のみまとめておきます。
渡邉和将は結婚してる?妻・子供は?


気になる結婚ですが、妻や子供に関する情報は確認できませんでした。結婚指輪も見られないので、ひょっとしたら独身の可能性もありそう。
結婚観については過去の取材でこんなことを話しています。
結婚はもうちょっと落ち着いてからですね。僕は賭けに出ず、何でも石橋を叩いて渡るタイプなんです。
選手は家にいないことが多いので、家を守ってもらわないと困る。人に流されず、しっかりと自分の意志を持っている人がいい。
顔は三船美佳とか中島美嘉がタイプ。話しやすくて、ちゃんとこっちの気持ちをくみ取ってくれる人がいいですね。
25歳当時なので考えが変わっているかもしれませんが、希望通りの女性が見つかるといいけど…。そこそこハードルは高そうw
趣味は「旅行」と「鍾乳洞めぐり」


だいぶ前のインタビューでは「読書・釣り」と回答。ただ、2021年のインタビューでは「旅行」に変わっており、同支部の先輩「茅原悠紀・山口達也」などと行ったシンガポール旅行が一番楽しかったと話しています。
さらに、2022年のCS出演時には「鍾乳洞めぐり」も趣味であることが判明。地元岡山を中心にいろんな鍾乳洞を巡って息抜きしているようです。
かなり派手なレーシングパンツ


落ち着いた性格でインタビューでも淡々とした口調の渡邉和将。しかし、レースで履くレーシングパンツはかなり派手だと話題になったことがあります。
デザインを手掛けたのは、徳島支部110期「河野大」の奥さん。渡邉の友人でもあり、旦那用に作ったついでに「自分のも作ってもらった」らしい。
明るいイエローとパープルがベースのパンツには渡邉本人の顔も。



普段着はレースパンツと真逆で「白と黒しか着ない」とかなり地味なんだとかw
渡邉和将の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2025年 | 18,770,000円 | 2位 |
2024年 | 41,410,000円 | 103位 |
2023年 | 29,860,000円 | 232位 |
2022年 | 40,930,000円 | 86位 |
2021年 | 40,480,000円 | 77位 |
2020年 | 32,550,000円 | 145位 |
2019年 | 33,410,000円 | 128位 |
2018年 | 35,360,000円 | 91位 |
2017年 | 10,250,000円 | 1072位 |
2016年 | 20,370,000円 | 286位 |
獲得賞金は毎年安定している印象。
2022年はG1初優勝も年間順位は大きく上がらず。2023年は賞金額を落としましたが、勝率は6点台後半を維持。良くも悪くも大きな波のない成績が続いています。
しかしながら、ここ最近の渡邉は連日絶好調!SG常連となる日はそう遠くないかも。


渡邉和将の強さが分かる過去実績
渡邉和将は2008年11月の児島一般戦でデビュー。
初戦は大外からコンマ11のトップスタートで4着。舟券には絡めなかったものの「4554544」と6着を取らないまずまずのデビュー節でした。
カドまくりを武器に安定した走りを続け、2013年後期からA1級をほぼキープ。そんな渡邉和将の半生を追っておきます。
2008年11月の若松で初勝利
渡邉和将の初1着は、デビュー2節目の若松一般戦。
6コースからコンマ07のトップスタートから大きく抜け出すと、1マーク手前で内5艇を一気に飲み込んで大まくり。そのまま押し切って1着の水神祭を飾りました。
デビュー11走目での初勝利は、深谷知博・北山康介に次ぐ同期3番目。そして、翌日の4日目でも3着に入る好走を魅せています。
2013年5月の芦屋で初優勝


初勝利後もコツコツと勝率を上げ、2010年4月開催の芦屋で初優出。
しかし、そこから結果を残せない日々が続き、9回目の優出となった2013年5月新鋭リーグでようやく初Vを果たします。
2日目からオール2連対で巻き返し、準優で得意の4カドまくりを決めて優出。優勝戦は4カドからトップスタートを決めて1マークを先制すると、5号艇河合佑樹との競り合いを制してデビュー4年半で待望の初優勝を達成しました。
この初Vで何かを掴んだのか、2013年は飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍!
開催月 | 開催場(大会) | レース結果 |
---|---|---|
3月 | 若松(G3) | 優出5コース/3着 |
4月 | 宮島(G3) | 優出6コース/3 |
多摩川(G3) | 優出4コース/5 | |
5月 | 唐津(G3) | 優出4コース/優勝 |
6月 | 蒲郡(G3) | 優出4コース/5 |
下関(G3) | 優出1コース/優勝 | |
7月 | 平和島(一般) | 優出6コース/5 |
尼崎(一般) | 優出3コース/3 | |
9月 | 児島(一般) | 優出4コース/4 |
10月 | 児島(G3) | 優出4コース/4 |
11月 | 鳴門(G3) | 優出2コース/3 |
平和島(G3) | 優出1コース/優勝 | |
12月 | 三国(G3) | 優出2コース/優勝 |
初めて優勝した年に驚異の4勝を挙げ、2013年後期からA1級として戦うことに。
2017年後期にB2降格もすぐA1復帰


A1級初昇級を果たした2013年後期から勝率6点台をキープしますが、2017年初旬から4ヵ月以上の長期欠場(理由は不明)。
これにより、2017年後期は勝率7点台ながら”出走回数不足”でB2級に降格してしまったのです。
そんな中、復帰直後の下関でさっそく優出。その後もソツのない走りを続け、翌期にはA1級へ返り咲き。
2018年4月の蒲郡、8月の児島でいずれもオール3連対優勝。2021年には自己ベストとなる”年間6V”を達成してSGクラシックの切符を手にしました。
2022年大村クラシックでSG初出場


目標だったSGの初出場は、2022年3月に開催された大村クラシック。
中堅モーターながらも抜群のスタート力を発揮し、2日目に4カドから”コンマ00”のタッチスタートでSG初勝利。続く3日目前半も3コースからコンマ02のまくりで連勝。
SG初戦でいきなり予選突破の期待を抱かせますが、3日目後半で集団Fに巻き込まれて万事休す。
それでも「全部1着を獲りにいっていたので」と、強気のスタート攻めを続けたことに悔いはない様子でした。
2022年4月の蒲郡周年でG1初優勝
スタート力を活かした走りが板についた渡邉和将。SGクラシックの1ヵ月後に出場した蒲郡周年(オールジャパン竹島特別)で快挙を達成します。
前検では伸び型の好モーターをゲット。そのパワーを存分に発揮し、3日目から4連勝で予選トップ通過。
準優はスリット後から強烈な伸び足で逃げ切ると、優勝戦もトップSからイン戦を押し切り、デビュー14年目で嬉しいG1初タイトルを獲得しました。
2025年2月、地区選で2度目のG1制覇


G1初V後も勝ち星を重ね、2024年は浜名湖と福岡の周年で優出。そして、2025年2月に開催された中国地区選手権で2つ目のG1タイトルを獲得します。
初日後半の4コース差しで覚醒した渡邉は、2日目から怒涛のピンラッシュ。
イン戦の安定感に加えて、3日目には3コースからのまくり差しも炸裂するなど、圧巻の走りで予選2位通過。準優はインからコンマ08のスタートで圧勝。
すると、予選トップの茅原悠紀がまさかの3着。運も味方につけ、優勝戦はポールポジションが巡ってきたのです。
インが強い徳山の優位性をしっかりと生かし、コンマ06のトップスタートで逃げ切り2度目のG1Vを達成。この優勝でSGクラシック出場権を滑り込みで獲得しました。
デビュー16年、3670走目で1000勝達成


2025年に入って以降、成績が急上昇中の渡邉和将。
中国地区選に続く3月の尼崎G1周年(センプルカップ)でも大活躍!
予選3勝で通算999勝目を挙げると、5日目にイン逃げを決めて1着でゴール。デビュー16年4ヵ月、3670走目で節目の1000勝を達成しました。
以下の動画は優勝戦&水神祭の様子。
余談ですが、この日の気温は7.8℃(水温8.3℃)という極寒の水面。


そりぁ、嬉しさより先にこうなるわな(笑)
まとめ
A1級に定着しながらなかなか結果が出なかった渡邉和将。ようやく本来の実力が開花し、超一流レーサーへの足掛かりをつかんだように感じます。
平均STランキングでは上位に顔を出しており、好スタートからのまくり足は艇界トップクラス。勢いに乗ればビッグタイトルを次々と獲得することでしょう。
ベテランの層が厚い競艇界は30代でもまだまだ若手。これからどんな形でSG戦線を賑わせていくのかとても楽しみです!
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