2024年10月27日の第71回ボートレースダービー。優出1号艇と断然人気だったが、桐生順平のツケマイに沈み4着。
2004年11月10日、95期四天王として艇界に舞い降りた峰竜太。
期待通りの結果を残し続け、わずか1年で初優勝を果たすと、2007年頃からSG・G1に出場し始めます。
そして、SG常連となった2011年。優出3回とルーキーらしからぬ実績を残し、賞金ランキング10位でグランプリ初選出。また、翌年のグランプリにも出場するなど、誰もが認める艇界のトップレーサーへ躍進!
その後、2017年のオーシャンカップで悲願のSG初制覇。このVを皮切りに”本物のスーパースター”と変貌を遂げていったのです。
峰竜太の嫁さん・自宅などプライベートについては以下をご覧ください。
峰竜太のSG初出場・初優出・初優勝
SG競争における水神祭(初出場・初優出・初優勝)を紹介します。
2007年オールスターでSG初出場
峰竜太のSG初出場は、2007年開催の第34回笹川賞(オールスター)。デビューから2年2ヵ月しか経っておらず、若干22歳での出場でした。
現代のボート界からすれば新人と呼べる経歴。初1着さえ獲れていない選手もいるでしょうが、初日2走目の第6レース、4カドからまくり差しを決めてSG初勝利を達成しています。
SGデビュー節で1着も凄いけど、3年目の新人が選出されるのはもっと凄いw
SG初優出は2011年オールスター
- 2007年:オールスター(予選敗退)
- 2008年:オールスター(予選敗退)
- 2010年:ダービー(準優出6着)
- 2011年:オールスター(優出5着)
SG初優出を果たしたのは、2011年に東日本大震災の被災地支援競走として実施された第38回笹川賞。当時26歳。
初日1走目に転覆(選手責任外の失格)しながら、2走目以降を4戦3勝で予選突破。準優は2コースから堅実な走りで2着に入り、デビュー初のSG優勝戦へ駒を進めました。
SG初制覇は2017年オーシャンカップ
2017年の丸亀オーシャンカップにおいて、11度目の優出で悲願のSG初制覇。
予選はオール連対で勝ち上がり、準優もトップスタートから難なくイン戦を押し切り1着。優勝戦は若干出遅れますが、なんとか振り切ってSGタイトルを獲得しました。
「SGに最も近い男」と言われ続けた中、デビュー13年目にしてようやく達成。スーパースター峰竜太が誕生した瞬間と言えるでしょう。
アンチも多いけど、ボート界に欠かせない現役最強&人気No.1レーサー。
峰竜太の全SG優勝プレイバック
現在までに優勝したSGは以下の通り。
年 | SG競争 | 枠番/決まり手 |
---|---|---|
2017年 | オーシャンカップ | 1号艇/逃げ |
2018年 | グランプリ | 1号艇/逃げ |
2020年 | オーシャンカップ | 4号艇/差し |
2020年 | グランプリ | 1号艇/逃げ |
2021年 | オールスター | 1号艇/逃げ |
2023年 | ダービー | 1号艇/逃げ |
2022年から約1年半、出場停止などもあってSG出場はしていません。ただ、復帰した2023年ボートレースダービーでいきなり優勝し、それ以降も以前と変わらぬ強さを発揮しています。
2017年オーシャンカップ
大会名 | 第22回オーシャンカップ |
開催日程 | 2017年7月12日~7月17日 |
開催場 | 丸亀競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:峰竜太(32) 2号艇:辻栄蔵(42) 3号艇:井口佳典(39) 4号艇:前本泰和(45) 5号艇:丸岡正典(37) 6号艇:坪井康晴(39) |
レース結果 | ①峰竜太 ②前本泰和 ③丸岡正典 3連単:145(27.4倍) |
正直なところ、安心してる気持ちが強いです。
応援してくれたのが見えたので、全部自分への声援だと思って。笑うこともできないぐらい緊張してたけど、ファンや周りの人たちのおかげでレースができました。
モーターは十二分といえるほど仕上がってたんで「神様、逃がしてください」と。それと、スタート遅れて「神様、辻様(2号艇)逃がしてください」と。
過去に優出1号艇で悔しい思いをしたことも、今回の優勝に繋がったと思います。
記憶力良いんでここ(会場)にいる全員の顔は覚えた。街で会ったら何でもおごるので声かけてください(笑)
2004年11月のデビュー以降、2007年にSG初出場、SG出場43回目(優出11度目)での初制覇。
同年のグランプリ優出3着と悔しい結果に終わりましたが、自己最多となる賞金153,396,666円を獲得し、賞金ランキング2位で1年を終えています。
2018年グランプリ(賞金王)
大会名 | 第33回グランプリ |
開催日程 | 2018年12月19日~12月24日 |
開催場 | 住之江競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:峰竜太(33) 2号艇:井口佳典(41) 3号艇:白井英治(42) 4号艇:岡崎恭裕(31) 5号艇:毒島誠(34) 6号艇:菊地孝平(40) |
レース結果 | ①峰竜太 ②毒島誠 ③白井英治 3連単:145(22.2倍) |
(ゴールドヘルメット)重たいっすね。ヘルメットの重さが(笑)
今年1年が走馬灯のように流れています。自分の不甲斐なさでSGも獲れなくて…。何がいけないんだろう?と。ここしかチャンスないと思ってやってきました。
優勝戦は進入が深すぎちゃって。訳わからないまま1マークまで走って、運良く好スタートをいけて勝てました。
インタビュー登場時、どんな顔でいけばいいか悩んでいたら、白井さんに「胸張って」と言われ。やっぱりカッコイイなぁっと。
獲得賞金が2億円を超えたけど、大きい額すぎてあまり実感がない。
2018年の獲得賞金は2憶292万円となり、自身初の賞金王を獲得。また、4年連続で年間最高勝率にも輝きました。
2020年オーシャンカップ
大会名 | 第25回オーシャンカップ |
開催日程 | 2020年7月21日~7月26日 |
開催場 | 鳴門競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:瓜生正義(44) 2号艇:山口剛(37) 3号艇:茅原悠紀(33) 4号艇:峰竜太(35) 5号艇:枝尾賢(38) 6号艇:高野哲史(31) |
レース結果 | ①峰竜太 ②茅原悠紀 ③瓜生正義 3連単:431(93.5倍) |
嬉しいっすね。1号艇でしか優勝したことがなかったんで新鮮です!初優勝と違って涙もそこまで出ないですし、楽しさだけのSGで終われたので最高でした。
今回の優勝は以前より嬉しがありますね。自分も成長したんだなぁっと思います。
オーシャンカップにそこまで思い入れはなかったんですけど、トロフィーを受け取った時に”あの時(初優勝時)”の思いがこみ上げてきました。
ボートレース人生で今が一番楽しいんで、向上心と冒険心で業界を引っ張っていきたいです。
オーシャンカップは2017年に続き2度目のV。
2020年は新型コロナ真っ只中。その為、表彰式は人数制限の中で行われました。
2020年グランプリ(賞金王)
大会名 | 第35回グランプリ |
開催日程 | 2020年12月15日~12月20日 |
開催場 | 平和島競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:峰竜太(35) 2号艇:西山貴浩(33) 3号艇:寺田祥(42) 4号艇:新田雄史(35) 5号艇:平本真之(36) 6号艇:松井繁(51) |
レース結果 | ①峰竜太 ②寺田祥 ③松井繁 3連単:431(93.5倍) |
言葉にならないというか、初めての時より責任や重圧を感じていたので、嬉しいよりやっと獲れたといった感じです。
優勝戦は季節風が吹き、前付けもある厳しい状況が最高の試練だなっと思って。グランプリの不利な条件は自分を強くしてくれるので、乗り越えてさらに強くなろうと思いました。
今回の優勝賞金で家を建てたいと思います(笑)
2020年は”峰竜太一色”といっても過言ではない1年。
オーシャンカップとグランプリでSG2冠。そして、2度目の賞金王タイトル・最優秀選手・最高勝率・最多勝利など、記憶にも記録にも残る年となりました。
ちなみに、グランプリの賞金1億円で豪邸(別邸)を購入。以下の記事で紹介しているので、気になる方は合わせてご覧ください。
2021年オールスター
大会名 | 第48回ボートレースオールスター |
開催日程 | 2021年5月25日~5月31日 |
開催場 | 若松競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:峰竜太(36) 2号艇:白井英治(44) 3号艇:菊地孝平(42) 4号艇:佐藤翼(32) 5号艇:桐生順平(34) 6号艇:秋山直之(42) |
レース結果 | ①峰竜太 ②佐藤翼 ③白井英治 3連単:142(21.2倍) |
今大会に来る前から相当なプレッシャーがあって。優勝できるわけないと思ったんですけど、狙ったSGを獲る難しさと、責任の重圧からできれば走りたくない、選手を引退したいと思うぐらいでした。
なので今、現実と思えないぐらい嬉しい。この場にいれてとても幸せです。
10数年も自分に投票してくれるのが重く感じることもあったんですが、やっと、やっと恩返しができたなかっと。
優勝した後、みんなの歓声が聞こえるんですよ。いつもは騒音にしか聞こえてないんですけど、今回ばかりは投票してくれた3万5千人にお礼を言いたい。
正直、燃え尽きて明日引退したいぐらいなんですけど、能力が続く限りは答えていきたいので、年末グランプリは魅せたいと思います。
ファン投票5年連続で1位で出場した”泣き虫王子”の峰竜太。しかし、映像を見る限りいつもと少し違った様子だったことから、同大会に懸ける思いの強さが伺えます。
以下は優勝するまでのオールスター成績。
- 2007年:予選敗退
- 2008年:予選敗退
- 2011年:優出5着
- 2012年:優出5着
- 2013年:優出2着
- 2014年:予選敗退
- 2015年:準優3着
- 2016年:優出3着
- 2017年:予選敗退
- 2018年:準優3着
- 2019年:優出3着
- 2020年:準優3着
- 2021年:優勝
ファン投票で13回も選出されたプレッシャーは相当だったのでしょう。
ファン投票1位で優勝したのは、48回の大会史上3人目の快挙となります。
2023年ボートレースダービー
大会名 | 第70回ボートレースダービー |
開催日程 | 2023年10月24日~10月29日 |
開催場 | 蒲郡競艇場 |
優勝戦メンバー | 1号艇:峰竜太(38) 2号艇:山口剛(41) 3号艇:桐生順平(37) 4号艇:吉田裕平(26) 5号艇:茅原悠紀(36) 6号艇:馬場貴也(39) |
レース結果 | ①峰竜太 ②桐生順平 ③吉田裕平 3連単:134(15.2倍) |
言葉にならないですね。いろんな思いを背負ってきたんで相当しんどかったんですけど、なんかメンタル強くなって落ち着いてました。
ファンの声援がプレッシャーになって苦しかったんですけど、応援してくれた人の前で優勝できて良かったです。
グランプリ獲るまでが自分の夢と設定したので、そこまではしっかりいきたいと思います。
こんな僕ですけど、また一から頂点目指して頑張りたいと思うので、一生懸命やりますので沢山応援してください。
2021年のグランプリ転覆に始まり、予想屋との繫がりで出場停止処分。さらにSG選出除外もあったので、今大会は1年10ヵ月ぶりのSG出場。
レーサー人生において最も辛い期間だったはず。そんな中、ブランクを感じさせない走りでSG6冠となる復帰戦V。
本人はもちろんのこと、我々ボートレースファンにとっても歓喜の瞬間でした。
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