競艇に生涯を捧げてきた三吉功明によって考案された「新加速タイム」。
各場が独自に計測している”オリジナル展示タイム”に独自の計算式を掛け合わせ、エンジンパワーの序列で高配当を狙う新しい競艇予想データです。
はたして、既存のオリ展や加速タイムなど似たデータがある中、新加速タイムは競艇ファンに有益なのか?
その辺の実態を踏まえ、新加速タイムの全容を解説していこうと思います。
穴党ファンならかなり重宝するデータとなるはず!
上記画像は「エンカウント」の予想通りに購入したの舟券&払戻金。
競艇予想サイトは怪しいところも多いですが、こうした実績を残してくれるサイトが僅かに存在します。
回りくどい説明はしません。勝てる競艇予想をお探しならこの機会にぜひ。
新加速タイムとは?
評価材料を展示タイムのみに絞った新加速タイム。予想情報が多様化している現代において、シンプルな形で買い目を導き出す斬新なデータとして注目されています。
マクール元副編集長「三吉功明」が考案
新加速タイムの発案者は「三吉功明」氏。1973年生まれ。東京経済大学を卒業後、競艇マクールの副編集長を経て、現在はフリーのボートレースライター兼愛券家として活動しています。
37歳の時に患った胃がんを克服したことをきっかけに、競艇必勝法の探究に一生を捧げると決意。
びわこ競艇場のYouTubeチャンネル「ボートレースコロシアムDATA」をはじめ、各方面の競艇メディアで活躍中です。
ルーツは自身が考案した加速タイム
「新加速タイム」という名称が示す通り、このデータはマクール時代に考案した「加速タイム」が元となっています。
加速タイムについて説明しておくと…
マクール在籍時の2018年頃、客観データのみでエンジン評価を可視化(分かりやすく)し、目展示ができない人のために開発された指標。参考にしているのはオリジナル展示タイムや展示タイム。
当時、ファンから「目展示ができない」といった声が多かったらしい。そうした人でもエンジン情報を得られるように、試行錯誤を重ねて開発したのが”加速タイム”となります。
加速タイムの改良版が2024年に完成
新加速タイムを世に出すにあたって「ファンがより見やすく、買い目選びに役立てやすい中身にした」と話しています。
納得できる状態になるまで費やした期間は4年。一切の妥協を許さず開発した新加速タイムについて、三吉氏は「息子」と呼ぶほど強い愛着があるようです。
「エンジン評価」の基準は変わらず
加速タイムの進化版となる「新加速タイム」ですが、引っ張ってくるデータはオリジナル展示タイム。
各艇の優劣を決めるのはエンジンパワーのみ。三吉氏の主観による加点減点はなく、100%機械的に弾き出される絶対評価となります。
勝率や水面相性といった選手の実力は加味されず、オリ展のタイムを独自の計算式で算出。数値化された6艇の足評価(出足・中間速・伸び)と、エンジンパワーが順位付けされます。
「加速タイム or 新加速タイム」の違い
元となるデータは同じの加速タイムと、アップグレード版となる新加速タイム。その2つにはどんな違いがあるのか?
加速タイムはオリジナル展示の速度データから算出
加速タイムに関する三吉氏のツイートによると…
ターン回りから最高速に到達するまでの時速を7分割にしたもの。これにより、出足~中間速~伸びまでの良し悪しを判定可能。7分割することで足の繋がりなども一目で分かる。
上記画像を見れば分かる通り、濃い赤➝薄い赤➝緑➝白の順に7段階評価を確認できるうえ、出足・中間速・伸びの具体的な舟足を判断できます。
新加速タイムはコース別補正&エンジン順位を追加
加速タイムの改良において、最も導入したかった要素が「コース別補正」。
「1号艇は周回展示で引き波がなく他艇よりタイムが出やすい」という、加速タイムには組み込まれていないポイント。新加速タイムではその点に着目し、1周タイムで0.4秒(2挺身半~3挺身)のアドバンテージを導入。
発表されるオリジナル展示タイムに枠ごとの有利不利を加味して、より実際の評価に近づけたのが「新加速タイム」なのです。
あまり知られていないけど、展示タイムは1号艇だけ少し良くなりがち。
競艇場によって計算式が違うらしい
新加速タイムに使われている計算式は、三吉氏があらゆる要素を絡ませて考えたもの。そして、オリジナル展示タイムに「係数」として掛け合わされ、エンジンパワーの評価が算出されます。
当初は出演機会の多かったびわこ競艇場限定でした。しかし、他場では条件が異なるため、24場それぞれの計算式を作成。
気象や水質など競艇場によって異なる要素があるため、全場に広げるとなればかなり手の込んだ開発であることが想像できます。
エクセルのマクロを使用しているのか?PHPなどの言語でプログラミングしているのか?いずれにしても、相当なスキルが必要そうだけど…
新加速タイムはどこで見れる?
「新加速タイムってどこで見れる?」と気になっている方も多いはず。また、情報入手は有料なのか?など、新加速タイムの利用方法を紹介しておきます。
びわこ公式YouTubeチャンネル
びわこの公式Youtubeチャンネル「ボートレースコロシアムDATA」では、開催中の全レースで新加速タイムが公開されます。※三吉氏が出演しない回でも公開。
他の出演者も興味深くデータを参考にしている様子ですが、舟券バトルという性質上、そこまで舟券に反映されていないようなw
noteでは各場の新加速タイムを公開
三吉氏自身が発信しているnote。対象レースは本人の気分次第でランダムとなりますが、びわこ競艇場以外のデータはここでしか公開されていません。
レースによっては発送時刻が近くなって更新する場合もあるので、予想の参考にしたいならブックマークがおすすめ!
三吉功明のX(@kinggegg)
X(旧ツイッター)では舟券の収支だけでなく、自身の予想スタイルや現在の競艇界について思うこと、モノ申したい提言なども投稿中。元記者らしい深みのある情報を入手可能です。
noteで公開されている「新加速データ」はXでも一部確認できます。三吉氏の予想に頼りたい、穴で一発儲けたいという人はこちらのフォローもお忘れなく。
新加速タイムって有料なの?
2024年5月現在、新加速タイムは”完全無料”のデータツール。登録なども必要なく、Youtubeやnoteなどで全ての情報を0円で閲覧できます。
ただ、ひょっとしたら”有料化”を検討しているのかも…
新加速タイム、予想ツールとしてはなかなか面白いとは思うのですが、みなさんはどう思います?
ちょっとアンケート。新加速タイム情報を得るためにいくらまでなら出しますか?(1場12レース分)
別に有料にしようとは考えてません。目安です。この手の情報の価値ってどんなもんかの。
「有料にしようとは考えていない」とは言っているものの、有料化を考えていなかったらこんな質問しないような?
どのように提供するかは本人の自由ですが、公式配信に出演する人間が予想販売するのは如何なものかと。野良の予想師より圧倒的に信頼度は増しますからね。
それに、この前「競艇予想は買う意味なし」とか言ってたし。
今の立場を捨ててまで予想販売する可能性は低いはず。
新加速タイムのよくある質問
ネット上にある「新加速タイムの疑問」についてまとめておきます。
新加速タイムの計算式は公開されてる?
現時点で新加速タイムの計算式は非公開としています。
エンジンパワーだけに評価基準を絞った新データ。オリジナル展示タイムに独自の計算式によって算出されますが、どんなロジックで作られているのか非常に興味深いところ。
本人曰く、公開していない理由は「複雑すぎて簡単には説明できない」そして「無責任に公開できない」から。
確かに、競艇予想に必勝法はなく正解がないもの。また、データを流用して有料販売されてしまうリスクもあるので、公開するメリットはゼロかと。
新加速タイムの的中実績は?
新加速タイムの公開時期は2024年初旬。その為、実績についてはまだ何とも言えない状況ですが、第8回レディースオールスターで”特大万舟”を2レースも的中させています。
一つは3日目第3レース。
海野ゆかり・勝浦真帆がワンツーとなって大波乱となったレース。仮に狙い目(56-356-全)で購入していれば、10万舟超えの特大万舟券が的中。
もう一つは同じく3日目の第7レース。
前半3走でオール6着の藤堂里香を軸にした買い目予想。実際、道中で驚異的な伸びを見せて2着に食い込み、2号艇「竹井奈美」が飛んだことで8万舟の超高配当に。
このレースも本戦は外れましたが、狙い目(23-623-全)は見事的中しています。
正直、いずれの的中も”運が良かっただけ”の可能性大。でも。マグレであろうが当たっているので、実績としてはかなり優秀と言えるでしょう。
三吉氏は本戦しか買っておらず、2レースとも舟券的中は逃したみたいw
どんな人におすすめのデータ?
舟足やエンジンパワーだけなら全ての競艇ファンに役立つデータだと思います。
ただし、一緒に公開される買い目予想は「穴党向け」。
過去のデータを見る限り、イン逃げのガチガチ本戦を狙った買い目は少なく、実力を度外視した予想ばかりです。
以上の傾向から、本命党はデータのみを活用し、穴党は新加速タイムの予想も利用価値がありそう。穴狙いの場合、的中率は期待せず大勝負はしないように。
万舟狙いに役立つ知識は以下でも学ぶことができます!
三吉功明は儲かっているの?
新加速タイムの開発者「三吉功明」さん自身、データを使ってプラス収支は達成できているのか?
ファンにとっては気になる問題ですが、新加速タイムを公開後からの短期間に絞れば、おそらくえげつない回収率を記録しています。その証拠となる的中がこちら。
1レースに数十万円ぶち込む人ならまだしも、三吉氏は数千円程度。その投資額でなんと”185万円回収”しているので、ほぼ間違いなく大幅プラス収支を記録しているはず。
中には”的中画面の捏造”を疑う声もチラホラありましたが、三吉さんの立場を考えればさすがにそれはないでしょうw
まとめ
結論、ボートレース日和など複数のデータツールがある中、三吉功明発案の「新加速タイム」は利用する価値あり。”競艇に人生を捧げた”と言うだけのことはあります。
公開して数ヵ月ながら、データを使った舟券成績はかなり好調。そして、的中時の回収率のヤバさといったら、新加速タイムに敵うツールは皆無かもしれません。
大の本命党(私)にとって活用するタイミングは少なめですが、一撃を夢見るファンにとっては有益な存在だと思います。
今後の動向も追っていくつもり。新情報や実績など、定期的に更新しますね!
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