オンラインカジノの末路…スモウペイ逮捕で業界はオワコンに

2023年9月27日、オンラインカジノ決済代行サービス「スモウペイ」の運営者2名を、常習賭博ほう助の容疑で逮捕。また、同サービスに関わっていた男女5名は書類送検したと発表。さらに、オンラインカジノの利用者21名も、単純賭博容疑で書類送検されました。

オンカジ業界では、同月8日にYoutuber「寝る前にch（りゅーき）」が逮捕されたばかり。

過去にもインカジ（インターネットカジノ）などの摘発は度々ありました。しかし、ここ最近の警察はこれまでと異なり本格的に動き出している様子。

なにより、今回逮捕されたのは、カジノサービスの根幹を担う「決済業者」。業界自体を本気で潰す気なのかもしれません。

逮捕された「スモウペイ」とは？

まずはじめに、決済代行業者「スモウペイ」について少しだけ説明しておきます。

銀行送金で入出金ができるサービス

スモウペイとは、利用者とオンラインカジノ間の入出金を仲介する決済代行サービス。主に銀行振込を扱っており、アカウント開設・本人確認などの手間なく利用可能です。

ご存じの通り、全てのカジノサイトは拠点を海外に置いているので、日本の法律は適用されません。

ただし、日本においては違法サービスとなるため、国内の銀行やクレジットカード会社と直接やり取りするのは不可能。

そこで、裏ルートを使って決済代行をしているのがスモウペイとなります。

登録者4万人以上、21億円超えの利益

警視庁によりますと「スモウペイ」はおよそ4万2000人が利用し、前田容疑者らは2020年6月からおよそ2年間で21億5000万円ほどの利益を得ていたとみられる。

引用元：TBS NEWS DIG

2020年6月からたった2年ちょっとの間に、約600憶円が入金され、21憶円以上の利益を上げていたようです。

単純計算で1ヵ月あたりの利益は8000万円。

スモウペイは入金時・出金時の手数料が一切かからないサービス。しかも、入出金を代行しているだけなのに、どこからその利益を得ていたのか？

あくまで個人的な見解ですが、カジノサイトからの報酬がべらぼうに高かったのでしょう。裏を返せば、それだけカジノ側の利益が半端なったということ。

要は、利用者は業者たちにとって”カモ”だった可能性大。

オンカジ業者たちの末路

オンラインカジノの決済代行業者が逮捕されたのは国内初。そうした状況から鑑みても、このまま検挙数が増えれば廃れていくのは間違いないでしょう。

決済代行業者の末路

海外のオンラインカジノと提携している国内の決済代行業者はいくつもあり、スモウペイのように現金送金をやっているところや、クレジット決済を扱っているところなど様々。

しかし、42000人の利用者を抱えるスモウペイが逮捕されたことによって、年内中に撤退する業者が増えると予想。

継続する輩も一定数いるでしょうが、そもそも今回の一件で安全性は崩壊。ユーザー離れの加速は必至なので、薄利になってまで現状のリスクを負う決断はしないかと。

莫大な利益を持ち逃げする業者が大多数を占めると思われます。

オンラインカジノサイトの末路

日本は世界的に見ても”ギャンブル狂”が多い国なので、オンラインカジノ業者にとっては美味しい存在。

とはいえ、入出金を手伝ってくれる大手代行業者が撤退した場合、日本で活動するのは物理的に難しくなるでしょう。

もちろん、一部の業者はリスク覚悟で続けると思います。ただ、信用できない決済サービスを利用するユーザーは激減し、業界自体の縮小は避けられないはず。

そのような市場になったら、カジノサイトに旨味なし。自然と別の国にターゲットを移すことが予想されます。

オンカジアフィリエイターの末路

オンカジアフィリエイターとは以下の人たち。

オンラインカジノが日本に根付いたのは、アフィリエイターたちがカモたちを集客してくれたから。

彼らが稼ぐ仕組みを簡単に説明すると、無料ポイントが貰える！などと宣伝し、カジノサイトに誘導。そのユーザーをカジノに嵌らせ大金を使わせる。

基本的に大半のユーザーは負け、その負け額の20～50％がアフィリエイターの報酬となる。

ここで悔い改めますが、私も数年前はそっち側の人間でした。大した儲けはでなかったものの、上手くいっていたら現在も続けていた気がします。

そう思ってしまうほど魅力的な報酬であり、つき1000万円以上稼いでいる人もざらにいると言われています。

Youtuber逮捕で撤退する人が急増

以前からオンカジのアフィリエイトはグレーゾーンでしたが、オンカジ系Youtuber「宮田隆季（みやたりゅうき）」の逮捕でブラックに。

この報道を受けて、同ジャンルで人気を博していた「チルト50・ストマック」らは関連動画を削除。また、上位表示していたブログメディアも撤退したようです。

「オンラインカジノ おすすめ」で上位にいたおそらく同じ運営者のサブディレメディア、3サイト全て上位からいなくなってる。アプデの影響かとも思ったけど意図的な撤退だろうなと。URL控えておけば良かった。

— Earth (@seo_301redirect) September 27, 2023

未だに宣伝している人もいますが、その内消えていくと思います。

オンカジユーザーの末路

ここまで説明したことがオンカジユーザーの末路です。

オンラインカジノにどっぷり嵌ってしまい、抜け出せなくなっている人も多いはず。その為、どうにかしてプレイしたいと方法を探すでしょうが…

サイト自体が日本から消えて無くなり、プレイしたくてもできない世の中になっていくと予想します。

私もギャンブル狂なので気持ちは痛いほど分かりますが、今こそ冷静に判断する時。

警視庁および消費者庁が「オンラインカジノは犯罪」と断言している以上、日本居住者はプレイしちゃダメなんです。

さらに、2023年10月から「匿名通報事業」の内容がアップデートされ、オンラインカジノの案件も通報の対象になります。

あなた自身への通用はないかもしれませんが、登録しているカジノサイト、そのサイトに導入してある決済代行業者が逮捕された場合、芋づる式にパクられる可能性も。

そこまでのリスクを負って続けるギャンブルですか？

時代がやめさせようとしてくれているので、その波に乗って他に投資した方がお金は増えると思いますよ。

スモウペイ逮捕後の反応

国内初事例となった決済代行業者「スモウペイ」の逮捕。当然、SNSでは大きな話題となっており、オンラインカジノに対する様々な意見が寄せられています。

マジでオンラインカジノには関わらないほうがいいと思うよ…。
どんどん逮捕者出てるし。

— Min☆ (@Min47550993) September 28, 2023

久しぶりにオンラインカジノ再開と思ったら、You Tubeの配信者や交換業者が逮捕されたりしてて、ビビった、、、

今回、国と警察は本気でオンラインカジノを日本から追い出す気なのだろうか、、、

— ギャンブラーヒカル✨オンラインカジノ (@gamblerhikaru) September 28, 2023

いよいよ本格的にオンラインカジノ、オンラインポーカーやその周辺(インフルエンサーや代行業者等)に手が入り始めたところをみると

法整備してしっかり徴収していけば莫大な税収になることにやっと気付いたのかね

今までは国外にダダ漏れ垂れ流しだったからな

— ☆KEI★ KJ a.k.a MASTER (@standbyme_k) September 28, 2023

オンラインカジノに誘導する行為は逮捕リスクが高まります。
それよりも決済代行業者が逮捕され、客も送検されてるけど入出金の履歴だけで賭博の立証することって無理じゃない？
法的には。入金しだけど賭博はしてないなんてふざけたこと警察に言えるかだけど。

— Mr.K (@Kk01Mr) September 28, 2023

オンラインカジノ密告して賞金稼ぎするか(

— かるびー凸隊長まる (@K16665930) September 27, 2023

オンラインカジノで逮捕者出たんやね、客も含めて。
明確に違法なんでやめましょうね。

軽く遊ぶならパチ、賭け金に制限が無くてカジノ並に一発も狙える競馬とか日本には逮捕されないギャンブルもたくさんありますからね～🙃

— ばふぃ (@noplan_otoge) September 27, 2023

オンラインカジノ、ようやく摘発が本格化するのか。以前、喜んで動画をあげていた元騎手もいたけれど、普通に違法だからね。

— スシウォーク (@sushiwalk) September 27, 2023

ここまで注意喚起してもまだ続けるつもりの方、私にはあなたを救うことができません。おそらく重度のギャンブル依存症だと思います。

少しでも楽しい人生にする気持ちがあるなら、以下の相談センターにお問い合わせください。