2024年9月25日、三国で開催された一般競争(道の駅みくに・ふれあいパーク三里浜杯)において、香川支部96期「宮崎奨」がデビュー初優勝を飾りました。
2連対率40.4%の上位機(61号機)を引き当てると、全て舟券に絡む走りで予選トップ通過。準優も難なく逃げ切り、2022年1月ぶりとなる優出1号艇をゲット。
迎えた優勝戦。
コンマ13のトップスタートからイン先マイ。他艇を一切寄せ付けることなく、デビュー19年4ヵ月、通算優出57回目にして初優勝のタイトルを獲得しました。
39歳で初Vというのは極めて稀なケース。しかも、2015年からA級をキープしてきた選手なので、1勝すらしていなかったことに驚きです。
宮崎奨選手、本当におめでとうございます!
宮崎奨(みやざきすすむ)とは?
宮崎奨は香川県出身、香川支部に所属する96期のボートレーサー。
やまと学校の成績は、リーグ勝率4.20・準優出1回・優出0回。パッとしない成績で卒業し、2005年5月11日に丸亀でデビュー。112走目で初勝利、2008年6月に初優出を果たします。
その後、2015年頃から勝率を上昇させ、2016年には12度の優出を記録。さらにその翌年の四国地区戦ではG1初優出を達成しました。
そして2024年9月25日、57度目の優勝戦にして悲願の初V達成。
宮崎奨の公式プロフィール
公式画像 | |
名前 | 宮崎奨(みやざきすすむ) |
登録番号 | 4348(96期) |
生年月日 | 1985年8月21日 |
身長/体重 | 171㎝/54㎏ |
出身/所属 | 香川県/香川支部 |
デビュー日 | 2005年5月11日 |
宮崎奨の出場予定や期別成績は、オフィシャルサイトの選手ページでご確認ください。
宮崎奨の水神祭一覧
- 初勝利(一般):2006年1月28日
- 初優出(一般):2008年6月17日
- 初優勝(一般):2024年9月25日
- 初出走(G1):2014年2月9日
- 初勝利(G1):2016年2月5日
- 初優出(G1):2017年2月25日
初優勝で話題になるのは実績の乏しい選手ばかりですが、宮崎奨はG1優出経験もある歴とした実力者。
上記実績でなぜ優勝できなかったのか?よっぽど運が悪かったとしか思いつきませんw
宮崎奨の年収(年別獲得賞金)
年 | 獲得賞金 | 順位 |
---|---|---|
2013年 | 13,370,000円 | 742位 |
2014年 | 14,280,000円 | 657位 |
2015年 | 15,890,000円 | 526位 |
2016年 | 23,110,000円 | 229位 |
2017年 | 19,830,000円 | 400位 |
2018年 | 20,380,000円 | 395位 |
2019年 | 20,560,000円 | 432位 |
2020年 | 22,450,000円 | 381位 |
2021年 | 24,410,000円 | 328位 |
2022年 | 26,350,000円 | 311位 |
2023年 | 22,210,000円 | 482位 |
2024年 | 21,530,000円 | 271位 |
宮崎奨が2013年以降に稼ぎだした獲得賞金の一覧です。
ご覧の通り、1500万円程度で推移していたのが、2016年から2000万円台を突破。そして、2022年には約2600万円もの賞金を稼いでいます。
2024年は途中経過なので着地点は分かりません。ただ、丸々3ヵ月残して2100万円を超えており、勢いそのまま突っ走れば自己最高額の獲得賞金は軽く超えてくるはず。
2000万円以上獲得しているレーサーなのに、初Vまで19年も掛かったなんて…
宮地元輝みたいに化ける予感
年 | 勝率 | 1着率 | 優出/優勝 |
---|---|---|---|
2015年 | 6.11 | 17.3 | 6回/0回 |
2016年 | 6.24 | 22.0 | 12回/0回 |
2017年 | 5.90 | 18.3 | 3回/0回 |
2018年 | 5.83 | 18.1 | 2回/0回 |
2019年 | 5.69 | 11.5 | 3回/0回 |
2020年 | 6.13 | 17.0 | 7回/0回 |
2021年 | 6.06 | 19.7 | 5回/0回 |
2022年 | 6.01 | 18.6 | 5回/0回 |
2023年 | 5.78 | 15.8 | 3回/0回 |
2024年 | 6.53 | 24.7 | 4回/1回 |
前年までA1・A2級を行ったり来たりの成績でしたが、今年に入って人が変わったかのような活躍を魅せています。
この成績を見て思い浮かんだ選手が「宮地元輝」。
今ではSG常連のトップレーサーですが、2017年頃までは似たような感じ。しかし、2018年から驚異的な成長を遂げ、SG初出場からわずか3節目のSG(GPシリーズ)で優勝。
ひょっとしたら、宮地と同じようなシンデレラストーリーが待っているのかもしれません!