2024年5月30日、福岡支部のベテランレーサー「古澤信二」が引退届けを提出し、30年間の競艇人生に幕を下ろしました。
古澤信二は1993年11月に芦屋でデビュー。翌年2月に初勝利、1996年9月に初優出と勝率を上げていき、1999年1月の福岡一般戦で初V達成。
2001年後期にはA1級初昇格を果たし、2002年11月の九州地区選ではG1初優出(6着)。しかし、その後は度重なるフライングでB1級降格。そして、2011年9月の地元戦を最後に、優勝することなく引退を迎えています。
30年7ヵ月の現役生活において、通算1着数1021回・優勝10回・生涯獲得賞金4億2,901万円。
以下はグレード別の通算成績。
出場節 | 勝率 | 優出/優勝 | |
---|---|---|---|
SG | 0 | – | 0回 |
G1 | 7 | 5.74 | 0回 |
G2 | 1 | 7.22 | 0回 |
G3 | 43 | 5.08 | 1回 |
一般 | 535 | 5.46 | 9回 |
古澤信二の引退理由は?
過去3年の期別勝率
- 2022年前期:4.89
- 2022年後期:3.47
- 2023年前期:3.93
- 2023年後期:4.70
- 2024年前期:4.57
- 2024年後期:3.74
引退理由で最も多いのが4期通算によるクビ。基準となるのは出走回数および勝率で、主に「4期通算で勝率3.80未満」の選手が対象となります。
古澤信二の直近成績を確認する限り、基準は問題なくクリアしています。
ただ、選手登録から30年が経過した場合、基準が勝率3.80から「勝率4.80」に。そのハードルを越えられないと判断した?というのが個人的な見解です。
引退理由は公表されておらず、事実である確証はありません。とはいえ、30年以上の現役レーサーにとって厳しいルールであることは間違いないでしょう。
古澤選手、30年間の現役生活お疲れさまでした。セカンドキャリアの活躍を陰ながら応援しています。