強豪揃いとなった優勝戦。ポールポジションに座ったのは、唯一のB1級にして優勝0回の「原加央理(はらかおり)」。2006年11月のデビューから17年5ヵ月、8度目の優出にしての悲願の初優勝を達成しました。
今節の原加央理は序盤から絶好調!
初日のイン戦を切り抜けると、3走目には4カドからまくり一撃。その後も6コースから2着に入る好走を続け、気づけば1着3回、2着2回で予選トップ通過。
そして、優出を懸けた4日目11R。原以外全員が0台スタートとなったものの、他艇の攻めを何とか防いで1着。自身初の優出1号艇を獲得しました。
行き足、スリット近辺がいいし上位です。ここまで来たら優勝して帰りたい。
こう意気込んで挑んだ優勝戦。
お隣には若手のホープ黒野元基、トップレーサーの柳沢一・萩原秀人らが構える中、抜群のスタート&ターンでイン戦を押し切って勝利。
以下は勝利者インタビューにて(一部抜粋)。
足は納得の状態でいけ、スタートだけに集中しました。1周の1マークも2マークも安心することはなくて、走っている3周はドキドキしました。
ゴールした瞬間はホッとしたのと、うれしいのと両方ですね。これが優勝なんだなと。混合戦で価値ある優勝だと思います。今後はグレードレースとか大きな舞台に出て結果を残したいです。
引用元:サンスポ
デビュー初Vが男女混合戦とは凄すぎる。18年目の初優勝、本当におめでとうございます!
原加央理(はらかおり)とは?
公式画像 | |
名前 | 原加央理(はらかおり) |
登録番号 | 4419(99期) |
生年月日 | 1987年7月27日 |
身長/体重 | 156㎝/47㎏ |
出身/所属 | 埼玉県/埼玉支部 |
デビュー日 | 2006年11月8日 |
原加央理は埼玉県出身、埼玉支部に所属するボートレーサー。
埼玉県立上尾高校を卒業してすぐやまと学校に入所。リーグ戦勝率4.33・準優出0回・優出1回の成績で卒業し、2006年11月の戸田でデビューを果たします。
現在までに挙げた水神祭は…
- 初勝利:2007年9月13日(児島)
- 初優出:2010年10月26日(戸田)
上記は一般戦のみの実績で、G2以上のグレードレースには一度も出場していません。
競艇選手になったきっかけ
幼い頃から身体を動かすことが大好きな女の子。中学時代はソフトボール部に所属しますが、部活に明け暮れる日々を送りながら”ある夢”を抱くように。
それは、プロスポーツ選手になること。
事務職とか机に座って書きものをしてっていうのが嫌だったんで、スポーツで食べていきたいなぁっと思って。
そんな原加央理に対し、父親は競艇選手になることを熱心に勧めたそうです。
実は父のとしかずさん、かつて自身も競艇選手を志していたらしい。しかし、受験の年齢制限で断念した過去を知り、父の夢を叶えることがモチベーションになったと話しています。
そして、4回目の試験で無事合格。「競艇選手になる」という中学生時代からの夢を現実のものに。
同期(99期)の注目選手
2024年4月現在、99期の現役レーサは男子19人・女子3人の計22人。
同期で最も活躍しているのは、2014年のグランプリ覇者「茅原悠紀」。SGはその1勝のみですが、常に賞金ランキング上位の実績を残し続けるトップレーサーです。
その他、G1を2度制した下出卓矢をはじめ、坂元浩仁・水摩敦・小林泰らも一般戦を中心に活躍しています。
99期のやまとチャンプは森作広大。デビュー後、実力を発揮できずB1級から上がれていない。
師匠は埼玉支部58期「平石和男」
原加央理がデビュー当時からお世話になっている師匠は、同じ埼玉支部のベテラン「平石和男」。
1986年の笹川賞でSG制覇を達成するなど、生涯獲得賞金は10億円超え。近年は若干成績を落としていますが、艇界を代表する名レーサーの1人と言えるでしょう。
原加央理は2度結婚している
原加央理はこれまで結婚を2度経験しており、いずれも旦那さんはボートレーサーです。
1度目の結婚相手は、三重支部のイケメンレーサー「土性雅也」。
2人の間にはお子さんが誕生し、本来であれば夫の三重支部には移籍するはずでした。しかし、所属が変更されることなく、後に離婚という結末を迎えています。
2人目の再婚選手は、2003年の総理大臣杯を制したSGレーサー「西村勝」。
西村勝は元ボートレーサーの「川田久子」さんと結婚し、いつの間にか離婚。その後、お互いシングルとなり、話題にも上がらないまま”W再婚”していることが判明しました。
ちなみに、西村勝と結婚した際、原加央理は土性雅也との子供を連れて行った模様。
また、2人の息子(みなとくん・はやとくん)がいると原本人が話しているので、2人目のお子さんは再婚後に授かったと思われます。
それにしても、競艇業界って選手同士の結婚率高すぎ(笑)