2023年12月9日にラストランを迎える「冨好祐真」。2012年5月のデビューから11年半、地元尼崎8Rを最後に引退することが分かりました。
冨好祐真の父は、吉本興業の人気漫才コンビ”ちゃらんぽらん”の「冨好真」。※現在はコンビを解散しピンで活動。
人気漫才コンビの息子ということで、デビュー当初はかなり話題になったのを覚えています。
冨好祐真の生涯成績は、通算1463走・勝率3.31・1着54回・3連対率24.4%。2015年11月に初勝利、2018年宮島一般戦では初優出を果たし、キャリアハイとなる3着に入賞。
ただ、現役時代は苦難の連続で4期通算に追われる日々。
2019年は1600人枠でギリギリ引退を免れますが、2021年頃から再び成績が悪化。49走止めで翌期に持ち越し可能だったものの、今期限りで引退を覚悟したようです。
現役続行の道を選択しなかったのは、そもそもモチベーションが低かったらしい。以下は本人が取材時に話した内容。
ボートレースに関しては結果を出せなかったけど、悔いはありません。関係者の皆さまには感謝しかありません。
父に勧められてなったボートレーサーだけど、モチベーションが自分では低かったのが上に進めなかった原因です。
引用元:スポニチ
文面を見る限り、自分の意思ではなく”父の勧めで仕方なく”とも受け取れます。
結果が残せていれば心境の変化もあったでしょうが、引退が差し迫った状況で現役続行するモチベーションは保てなかったのかもしれません。とはいえ、引退を前にしてかなり前向きな様子。
「葛藤が続いたけど、今はすっきりしています。次の人生には期待しかないですね」
現在、冨好祐真は若干33歳。次こそは本気でやりたいことを見つけてもらい、ボートレーサー以上の活躍を心から応援してます!