2023年7月28日、びわこ開催の「paypay銀行賞」において、地元滋賀支部の「香川颯太」がデビュー初優出&初優勝を達成。同期では定松・上原・砂長に次ぐ4人目の快挙となりました。
4日間の日程で行われた同大会。香川は進入コースによってチルト角度を変更し、6コースの出走時はいずれも「チルト2.0度」の伸び型に調整。
特に衝撃を受けたレースが、初日第4レースと3日目の準優第11レース。
一つ目の初日第4レースは、コンマ12のトップスタートを決め、全艇を飲み込む大まくり。
二つ目の準優第11レースは、インコースの平田忠則がコンマ09で踏み込み、通常なら絶対に勝てない状況。
しかし、スリット通過から驚異的な伸びを見せ、またまた全艇を飲み込む大まくりを敢行。平田のブロックをものともせず、バックストレッチで差を広げて1着。
勢いそのままに乗り込んだ優勝戦。
内側にはエース機でオール連対の一色凌雅、級別では2階級も上の井上一輝。その外側の3枠となり、スタート展示でも動く気配なし。
ただ、予選で劇的な勝利を収めてきた「チルト2度」をここでも開放!
とはいえ、チルトを跳ねるほど出足が失われ、スタートを合わせるのは至難の業。また、進入はスローの3カドだったので、スピードが乗りきらないリスクも。
いくつかの不安要素がある中で迎えた本番。競艇ファンにとって鳥肌が立つようなレースを披露してくれました。
プレッシャーを全く感じさせないコンマ02のトップスタート。この時点でほぼ勝敗は決したといっても過言ではありません。
独走状態のまま3周回り、2番手に10艇身ほど差を広げて1着でゴール。他艇が弱いのではなく「香川颯太が強すぎた」と言えるレースだったと思います。
初優勝を飾った後の勝利者インタビューでは…
(優勝する自信は?)自身はなかったです。(このVを伝えたい人は)みんな僕のことを知ってる人は見てくれていると思うので、見てると思います。
今節びわこでチルトを跳ねる調整をして上手くいってる。ただ、伸び一本とかは多分しないと思うので、どっちも取れるように両立していきたいです。
お世辞抜きで大化けする予感。粗削りな部分を磨いていけば、数年後にはSG・G1で活躍できるレーサーになりそう!
穴配当は期待できなくなったのは残念ですけどw
香川颯太は「飯山晃三・香川素子」の息子
香川颯太の父親は「飯山晃三」、母親は「香川素子」。
2008年頃に離婚し母親の戸籍に入ってますが、他人となった今でも尊敬する存在なのは変わっていないようです。
両親に憧れ選んだこの世界🚤
— 香川 颯太 5115 (@SOUTA_5115_125) September 20, 2019
やっと同じ舞台に立つことができました!
まだまだスタートラインに立っただけで未熟ですが応援よろしくお願いします!!
125期 5115 滋賀支部 香川颯太#125期#ボートレーサー
#ボートレース pic.twitter.com/utRKgLoy0u
僕にとって父は飯山晃三で母は香川素子ですので😊
— 香川 颯太 5115 (@SOUTA_5115_125) September 22, 2019
精一杯頑張ります!!
ちなみに、競艇選手として実績を残しているのは、2022年にG1覇者となった香川素子。知名度では飯山晃三も負けていませんが、今のところ輝かしい実績は残せていません。
ひょっとしたら、思っているよりも近い将来、父親である飯山晃三を追い抜くことができるかも。晃三氏もその未来を望んでいることでしょう。
飯山晃三について記事を公開中です。興味あればぜひ!