2023年6月9日、桐生開催の「MBP津幡開設10周年記念」5日目準優勝戦。堅めの決着が予想された3レースにおいて、イン逃げが1本も成功しない波乱の決着となりました。
直近でインが一度も逃げない準優ってなかったような?そう感じるほど3レースとも荒れ、9万舟もあればフライングも連発。結局、1号艇が舟券に絡んだのは1レースのみ。
まず、波乱のまう明けとなった第9レース。
予選でほぼオール連対で勝ち上がった「江夏満」のイン戦。
小林泰がスタートで出遅れ、4カドに前づけした金田諭が絞っていきます。その攻めに気を取られた江夏は若干膨らみ、廣瀬将亨のまくり差しを許して逃げ失敗。
準優2つ目となる第10レース。
断然人気となった「高野哲史」のイン戦。また、ここまで2着6回と安定した走りを魅せている「柴田光」が2枠に座り、前レースのような大崩れはないと思っていましたが…
ダッシュ3カドから進入した下寺秀和がコンマ04のトップスタート。そのまま内2艇を飲み込み先頭に立ちます。そして、イン逃げを失敗した高野は3着争いに敗れ4着。
その結果、人気の2艇が着外となり、払戻金は「92,380円(923.8倍)」という特大万舟券に。
ちなみに、4号艇山崎哲司はコンマ02のフライング失格。準優でF艇がいて9万舟とは…よっぽど売れていなかったのかもしれません。
準優最後の第11レース。
当然ながら「海野康志郎・石倉洋行」から売れていき、1-2-34のオッズは5倍程度。
特に石倉は2日目の転覆を除き、4連勝を含むオール連対と絶好調。その為、海野との一騎打ちが予想された一戦でした。
そんな中、海野・石倉ともにまさかのフライング。
人気艇がどちらも失格になったことで、本来は3着だった長尾章平が恵まれで1着、後続の永井源が2着で優出進出。さらに、長尾は2019年8月ぶりとなる優勝戦1号艇を獲得しています。
桐生準優勝戦は全レース参戦しましたが、もちろん全外れ。というか、サイコロでも振らないと当てるのは無理ですw
長らく競艇をやってきて、これほど荒れた準優勝戦は初めてかもしれません。