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宮西真昭が引退。登録33年経過後の”4期通算”で足切りか

宮西真昭が引退。未優勝ながら3億5000万円超えの賞金獲得

佐賀支部のベテランレーサー「宮西真昭」が引退。同月18日、モーターボート競走会に引退届を提出し、スポーツ報知の報道によって明らかになりました。

ボートレーサーの宮西真昭(51)=佐賀=が、引退していたことが26日、分かった。今月18日に日本モーターボート競走会に引退届けを提出した。

引用元:スポーツ報知

ラストランとなったのは、4月21日に地元唐津で開催された一般戦。

宮西真昭のラストラン(2023年4月26日唐津)

予選通過はできなかったものの、5日目まで8走して舟券入賞は2回。そして、最終日第8レースの引退レースは、2着に入る好走を魅せて現役生活に幕を下ろしています。

宮西真昭のデビューは1990年11月。約33年のレーサー人生を歩み、通算348勝、優出7回の実績。優勝は一度も果たせていませんが、3億5,327万円もの生涯獲得賞金を得ています。

2023年に引退した選手については以下の記事をご覧ください。

2023年に登録削除および引退した競艇選手一覧

宮西真昭とは?

公式画像宮西真昭(67期)
名前宮西真昭(みやにしまさあき)
登録番号3506(67期)
生年月日1971年5月31日
身長/体重159㎝/54㎏
出身/所属佐賀県/佐賀支部
デビュー日1990年11月
引退日2023年5月

宮西真昭は佐賀県出身、佐賀支部のボートレーサー。

1990年に67期からデビューし、翌年8月の福岡で水神祭(初勝利)を達成。その後、何度か優出を果たすも、1度も優勝できないまま引退を迎えています。

同期(67期)の主な選手

市川哲也(67期)
市川哲也
大場敏(67期)
大場敏
渡邉英児(67期)
渡邉英児
山田竜一(67期)
山田竜一
後藤浩(67期)
後藤浩
川上昇平(67期)
川上昇平

67期で最も実績を残しているのは、4度のSGを制覇した「市川哲也」。

史上11人目となる24場制覇を成し遂げ、2021年には史上20人目の100勝を達成。今現在もA1級レーサーとして最前線で活躍しています。

その他、G1覇者の「渡邉英児」や、一般戦で60勝以上している「大場敏」など、実力者の多い期と言えるでしょう。

引退理由は4期通算の可能性大

公式サイトなどで「宮西真昭の引退理由」は公表されていません。

ただ、ここ数年の成績を確認する限り、おそらく”4期通算の基準”を超えられなかったことが関係しているでしょう。直近5年間の成績は以下の通り。

出走数勝率3連対率
2019年215回4.0232.5%
2020年172回3.6725.5%
2021年141回3.7029.0%
2022年127回3.8232.2%
2023年45回3.5324.4%

4期通算で引退勧告(クビ)となるボーダー勝率は「3.80」ですが、その数値は登録33年未満が対象。登録から33年以上経過してしまうと「4.80」となり、1点以上も引き上げられます。

こうしたルールがある中、宮西真昭は登録33年を超えた67期生。また、3.80すらクリアできない成績が続いていたので、既に引退勧告を受けていた可能性もるでしょう。

登録33年といえば、年齢歴に50歳を超えたベテランレーサー。

その時期に4.80を超えなければいけないルールは「厳しすぎるのでは?」といった声も聞かれます。

しかし、毎年2度、20名程度の新人レーサーが増えていくので、1,600名を維持するために仕方のないルールでもあるのです。

4期通算の仕組みを詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。

競艇の4期通算とは?基本的なルールや引退勧告の基準など