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木村詳子が引退。内規違反で欠場…4期通算の壁が影響か?

木村詳子が引退。内規違反もあり4期通算をクリアできず

2023年3月27日、山口支部の女子レーサー「木村詳子(旧姓:津田)」の引退が判明。今月17日にはモーターボート競走会へ引退届けを提出していたようです。

引退理由については正式に発表されていませんが、おそらく4期通算が関係しているかと。

その決め手になったと思われる、2022年12月の内規違反で即日帰郷。予定していた斡旋には出場していたものの、既定の勝率に到達できないと判断し、自ら現役生活にピリオドを打ったと思われます。

「4期通算で引退した」と目にすることはほとんどありません。しかし、思っている以上に該当者は多く、実際に辞めた選手は腐るほどいるのです。

4期通算の解説を少しだけ。

4期通算とは?

4期通算の勝率が3.80未満、事故率が0.70以上、登録33年を超えて勝率4.80未満の場合、選手会より引退勧告がなされる。あくまで”勧告”ではあるが、斡旋が入らず事実上の引退を意味する。
※競艇の1期は半年、4期は2年。

ただし、デビューしたばかりの新人選手は6期目まで適用除外。また、出走回数が50回以上の期も除外となるため、どれだけ成績が悪くても4年程度は引き延ばすことが可能です。

木村詳子も延命することは可能だったでしょうが、そこまでして居続ける理由がなかったのかも。なぜなら…

生涯獲得賞金が3,000万円ほどしかなかったから。

2013年11月15日にデビューして以降の通算成績は、1着24回、勝率2.92、3連対率18.2%、優出・優勝0回。お世辞にも褒められた実績ではありません。

木村詳子の現役生活は約10年間。稼いだ総額を年収換算するとたったの300万円しかなく、出費の多いボートレーサーにとっては相当カツカツだったと想定されます。

ボートレーサーの平均年収1,700万円

平均年収1,700万円”といった宣伝をよく見かけますが、平均以上のお金を手にしているのは上位層の選手のみ。それ以外はサラリーマンを下回る収入の選手も沢山いるのが実情です。

競艇選手の年収は?階級別の平均やレーサーの過酷な懐事情

引退理由はなんにせよ、危険な競技を続けてきた木村詳子元選手、本当にお疲れさまでした。

木村詳子とは?

公式画像木村詳子(113期)
名前木村詳子(きむらしょうこ)
登録番号4783(113期)
生年月日1987年9月22日
身長/体重160㎝/48㎏
出身/所属山口県/山口支部
デビュー日
引退日
2013年11月15日
2023年3月17日

木村詳子は山口県出身、113期のボートレーサー。

2013年11月15日に徳山からデビュー(6着)。そこから約2年後の2015年12月、5コースから進入した桐生の地で初勝利を挙げます。

調子が上向いてきたのは、長期休養明けの2022年。1年で自身最多となる1着10回の活躍を魅せ、級別の2度目のB1級に昇格。迫っていた4期通算も問題ないだろうと思われた矢先、内規違反を犯してしまいます。

内規違反の詳細は公表されていませんが、即日帰郷でそれなりに重たい処分。これが引退を決意する要因だったのかもしれません。

2015年に一般男性と結婚し、名字は「木村」に

木村詳子とは?2015年に一般男性と結婚し、名字は「木村」に

2015年4日4日の大安、一般男性と結婚(入籍)していたことが発覚。入籍したことで名字は「木村」となり、選手登録も「木村詳子」に変更されました。

姉は競艇選手の「津田裕絵」

木村詳子とは?姉は競艇選手の「津田裕絵」

木村詳子の姉は「津田裕絵」。年の差は1つしか離れていませんが、ボート界では13期上の先輩レーサー。

津田裕絵はA1級昇格の経験もあり、2015年にG1初出場を果たしています。また、2018年には悲願の初優勝を達成し、現在もバリバリの現役で活躍中です。

妹があまり成績を残せなかった分、姉の裕絵が頑張ってくれることでしょう。

余談ですが、津田裕絵は同期(100期)の美人レーサー「鎌倉涼」と大の仲良し!

女子レーサー「鎌倉涼と津田裕絵」
引用元:鎌倉涼公式ツイッター

本人はSNSをやっていませんが、鎌倉涼の公式ツイッターには度々登場します。気になる方はぜひチェックしてみてください!

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