2022年10月23日に出場したレースを最後に出走がなく、2023年1月6日に公式サイトから突如プロフィールが削除されていた野澤大二。
本人をはじめ、メディアや関係先からもこれといったアナウンスはなく、ファンからは怪我などを心配する声が上がっていました。憶測ばかりが先行する状況でしたが、噂通り引退していたことが判明。
選手生活のラストランとなったのは、2022年10月23日に住之江で開催された「泉大津市制80周年記念競走」。
結果は6コースから4着。優秀美を飾ることはできなかったものの、SG制覇を成し遂げるなど、輝かしい実績を残して約32年の選手生活にピリオドを打ちました。
ただ、同日の前半レースではインからトップスタートを決めて快勝。さらには、2022年7月28日蒲郡で優勝しています。
感情を表に出すタイプではありませんが、表情からは充実感や喜びが伝わってきます。
この映像を見る限りは、10年程度は現役を続けられそうな感じ。現に実績を残していますし、A級維持するだけの体力は問題なかったはず。そうした中での長期欠場、そして引退報道。
昔ながらのファンとして残念な気持ちはありますが、本人が下した決断なので仕方ないですね。長い間、本当にお疲れさまでした。
野澤大二の引退理由
野澤大二の引退について情報を発信したのは、ボートレース宮島専属記者の宮崎経督さん。ツイッターやYouTubeでは「Hacky つね Black」のアカウント名で活動しています。
野澤大二本人と対談が実現
2023年1月19日、宮崎経督さんが運営しているYouTubeチャンネルにおいて、「電撃引退した野澤大二選手のコメントをファンに届けるスペシャルライブ」と題したYouTube配信を行い、野澤大二引退について語りました。
野澤さんはメディアとかでべらべらしゃべるタイプではないんですよ。そういったタイプの方なので、引退理由とか現在の心境とか、ファンに対して自分が伝えたい
宮崎経督さんの熱意ある申し入れを野澤大二が受け入れ、今回のインタビューを実現させたようです。
野澤大二に話を聞く中で…
「直接的な原因が”これだ”と言える決定的な一つの理由があるわけではない。色んなことを思ってその考えの中で総合して”じゃあもう辞めようか”という形になったのではないか」そう感じたとも話しています。
野澤大二が語った引退理由やセカンドライフについて
今の自分の走りを見ていてお客さんは楽しいのかな?と思ってしまった。勝ちには行くけど、事故回避や着のキープをする必要がある。
自分の操舵技術で事故を起こしてしまうのではないかという心配ではなく、道中を走っていて自分の目の前で事故があった場合に、自分が避け切る自信がない。
しばらくゆっくりしたい。A級になると休みがなく今まではやりたいことを我慢してきたし、運動会に言った記憶もなく子供の成長も見られない。
これからはやりたいことをやりたいし遊びたい。遊ぶためにも体力がいる。遊ぶための体づくりをしてやろうと思っている。趣味とか季節も楽しみつつ第二の人生を送りたい。
本人の言葉に加え、宮崎経督さんが感じたこと動画では話しています。
野澤大二が引退したのは悲しいことですが、怪我などによる理由じゃなかったのは喜ばしい事実。今後は家族とゆっくり過ごしてもらい、充実したセカンドライフになることを心から願っています。
※野澤大二の引退理由を配信した「宮崎経督」さんのSNSはこちらです。