競艇初心者向けの予想ハウツー

びわこの名物中間整備!生まれ変わった39号機が早速優勝

びわこの名物中間整備!生まれ変わった39号機が早速優勝

ボートレースびわこで開催された「びわこ企業賞」。

12月22日に優勝戦が行われ、地元滋賀支部の谷川祐一がインから押し切って快勝。2021年3月10日以来、通算8度目の優勝を飾りました。

6号艇の大神康二が厳しい前付けに動き、容赦のない揺さ振りをかけます。

12月22日「びわこ企業賞」大神康二の前づけ
12月22日「びわこ企業賞」深インとなったスタート

いくらイン有利なボートレースとは言え、80m起こしの”深イン”となると別問題。波乱ムードが立ち込める中での一戦でしたが…

12月22日「びわこ企業賞」谷川祐一がイン逃げで優勝

スリット通過から異様な伸びを見せ、1マークを先マイして力強い回り足で一気の決着に持ち込みます。みるみるうちにリードを広げていき、嬉しい地元優勝を果たしました。

今回の優勝、選手の力量はもちろんですが、優勝へと導いた39号機にもスポットを当てたくなります。

39号機は12月に2度目の中間整備が行われた、いわゆる低調モーター。初下ろしからこれまでの2連対率は35.5%で、下から5番目のワーストモーター。

それが12月の中間整備でキャブレターが交換され激変したのです。

シリーズ序盤から力強い行き足を見せると、日々の調整でどんどんと力は増していき、最後は超強力なモーターへと仕上がりました。強力なパワーがあったからこその優勝といっても大げさではないでしょう。

競艇における「中間整備」とは、レース非開催日に行われる整備士による部品交換のこと。

2連対率が低いものや、実際のレースで目に見えて劣勢なものを対象に、モーターの立て直しを図る業務です。

全国で行われている(関東のいくつかのボートレース場を除く)中間整備ですが、その中でも特に優秀と言われているびわこ。過去にはいくつもの低調モーターを蘇らせてきた実績があります。

独自のノウハウを持っているのか。それとも超スゴ腕整備士がいるのか。いずれにしても、びわこの中間整備は超一流です。

12月22日「びわこ企業賞」びわこの中間整備(旧64号機)

時として、中間整備は強烈な”お化けモーター”を生み出します。

あの毒島誠に「日本一」と言わしめた丸亀の64号機も中間整備で化けたもの。近藤稔也は「いつも乗っているのが軽トラなら64号機はフェラーリ」とユニークな表現をしたほど。

昨年、強烈な伸びで沸かせた若松の7号機もそう。古い話ですが、今もなお伝説として語られることも多い”戸田の44号機”も中間整備で覚醒したものでした。

どのモーターに中間整備が入ったのか、どの部品が交換されたのかは出走表で確認することができます。

チェックしておけば“フェラーリ”の存在をいち早く知ることができるかも。

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