2024年3月27日、ボートレース宮島で鳥の大量発生により、第4レースのスタートが30分近く中断されるというアクシデントが発生しました。
この日、微風が吹く程度で天候は快晴。穏やかな水面で2Rまで行われ、3Rの展示航走も普段通り終了。しかし、本番開始の時間になっても始まらず、ようやくスタートしたかと思いきや…
助走し始めたところで「残念ながらレース中止いたします」のアナウンス。中断した原因はなんと、大量発生した「黒い生き物」による占拠。
黒い生き物とは、黒いギャングの異名を持つ「カワウ」という鳥で、周辺にフン被害をもららしたり、漁業関係者にとって天敵となっている鳥です。
そして、カワウを追い込むためレスキュー艇や掃海艇が出動したのですが、まさに”カオス”と言うべき光景が数分間に渡って公開されますw
「水中にいる餌を食べたいカワウ」VS「レースを開始したい人間」の激闘開始!
言葉では伝わらないので、ライブ中継のスクショをまとめて紹介します。
レスキュー艇が大群に向かって追い込み、それに驚いたカワウたちは別の場所へ移動。しかし、少し経つと元居た場所に戻ってきてしまい、一向にらちが明かない状態に。
ただ、そうしたやり取りを繰り返しているうちに大群は減っていき、約20分間の格闘の末、ようやくレース開始にこぎつけますが…
再びカワウの大群が宮島を占拠w
そこからまた”カワウの追い込み漁”が10分程度繰り広げられました。
水面からカワウがほぼいなくなった頃、場内ナウンスから
「大変長らくお待たせいたしました。ファンの皆様にはご迷惑お掛けしました。改めまして仕切り直しのレース開始です。」
その後は鳥たちが押し寄せることなく、30分ほど推した状態で最終レースまで無事行われました。
競争水面に鳥が現れることはよくありますが、数百羽に上る大量発生は極めて稀な珍事。今回ほどの出来事は、競艇の歴史において史上初かもしれませんねw