中国電力からボートレーサーに転身した「秦直也」。2023年4月26日に引退届を提出、受理されたことが明らかに。
秦直也は2017年5月に児島でデビューし、約1年半後の2018年12月に初勝利を達成。その後、勝率を伸ばしてB2級脱出を果たしますが、4期通算をクリアする成績を残すことができず…
2023年4月19日の住之江一般戦がラストランとなりました。
約7年の現役生活で750レースに出場し、1着は24回、通算勝率2.41、優出・優勝回数は0回。ボートレーサーとしての生涯獲得賞金は3,188万9,669円。
デビューから最短5年でクビになってしまうボート界。高倍率の養成所に入所できても半分以下しか卒業できず、プロになっても命の危険や引退リスクとの戦いが待っています。
一見、華やかそうに見える業界ですが、甘い汁を吸えるのはごく僅かな選手なのかもしれません。
秦直也とは?
公式画像 | |
名前 | 秦直也(はたなおや) |
登録番号 | 4971(120期) |
生年月日 | 1991年12月27日 |
身長/体重 | 165㎝/56㎏ |
出身/所属 | 岡山県/岡山支部 |
デビュー日 | 2017年5月11日 |
引退日 | 2023年4月26日 |
秦直也は岡山県出身、岡山支部の元ボートレーサー。
学生時代はバトミントンで中国大会出場ほどのアスリート。大学には進学せず、高校を卒業してすぐ「中国電力」に就職し、待遇面など一切不満のない社会人生活を送っていたようです。
そんな中、人生を大きく変えるきっかけとなったのが、当時テレビで見かけたボートレーサー募集のCM。
たまたまテレビでボートレーサー募集のCMを見て、詳しく調べて視力さえOKならなれそうと分かって。
公務員といっても過言ではない大企業を辞め、ほぼ真逆のボートレーサーに転身。それほど強い覚悟を持って挑んだのでしょう。
その甲斐あって、ボートレーサー養成所の試験を一発で合格。将来が約束された身分を捨て、競艇の道へ飛び込みました。
デビュー戦(児島)は6着
2017年5月11日、地元児島でデビューを果たします。
本番ではコンマ15の好スタートを決めますが、何もさせてもらえず最下位。ただ、レース後のインタビューで無事完走できたことにほっとしている様子。
(デビュー戦を終えた心境は?)まずは無事故完走できてほっとしている。
ちなみに、デビュー節の全走成績は「6666666」。また、4節目までオール6着と不甲斐ない結果に終わっています。
同期(120期)の主な選手
120期で頭角を現しているのは、既に7勝を挙げている「前田篤哉」と、養成所のリーグ戦勝率1位だった「佐々木完太」。
この2人に実績は遠く及ばないものの、男性ファンを多く抱える美人レーサー「森下愛梨・安井瑞紀」も注目度の高い選手です。
23年4月29日現在、秦直也元選手の同期は24名が現役で活躍中。