2022年の総決算、初開催となった大村SGグランプリは「白井英治」のグランプリ初制覇で幕を閉じました。
「これで一時熱い勝負はないのか…」そう感じて方も多いでしょうが…
まだまだ終わっていません。年末にかけて重要な「勝負駆け」が残されています。それは、2023年「SGボートレースクラシック(平和島)」の出場権をかけた戦い。
- 前年度優勝者
- 前年グランプリファイナリスト6名
- 前年SG・GⅠ・PGⅠ・GⅡ競走における優勝者
- 前年ボートレース甲子園優勝者
- 前年GⅢ以下の競走における優勝回数上位者
- 当年の地区選優勝者(6地区)
ボートレースクラシックの出場資格です。
①~④は既に出場権が決まっています。ただし「①前年グランプリファイナリスト」に該当する白井英治は、ボートレースメモリアル優勝戦Fの罰則で選出除外、「④G1優勝者」に該当する山口剛、丸野一樹もグランプリFで選出除外。
「⑤前年GⅢ以下の競走における優勝回数上位者」は、2022年12月31日まで争われることとなります。
今年は優勝回数5回ならやや有利な立場かもしれません。ただ、12月25日現在、優勝回数4回の16名から31日までに優勝者が何名出るか?
その結果によって情勢は大きく変わっていくでしょう。
選手(優勝回数) | 勝率 | 出走中/優勝戦 |
---|---|---|
吉田拡郎(5) | 7.37 | |
西村拓也(5) | 7.37 | 蒲郡/12月28日 |
久田敏之(5) | 7.18 | |
吉田俊彦(5) | 7.03 | |
大峯豊(5) | 7.02 | |
守屋美穂(5) | 6.59 | 住之江/12月31日 |
濱崎直矢(5) | – | |
新田雄史(4) | 7.53 | 丸亀/12月27日 |
山崎郡(4) | 7.47 | 三国/12月28日 |
前本泰和(4) | 7.46 | 常滑/12月26日 |
福来剛(4) | 7.40 | 戸田/12月31日 |
クラシック選出ボーダー | ||
松井繁(4) | 7.39 | 宮島/12月27日 |
中野次郎(4) | 7.24 | |
島村隆幸(4) | 7.23 | 常滑/12月26日 |
守田俊介(4) | 7.22 | |
宮之原輝紀(4) | 7.21 | |
柳沢一(4) | 7.20 | |
篠崎元志(4) | 7.18 | 芦屋/12月28日 |
石倉洋行(4) | 7.17 | 丸亀/12月27日 |
本多宏和(4) | 7.17 | |
池永太(4) | 7.13 | |
大上卓人(4) | 7.10 | |
仲谷颯仁(4) | 7.01 | 三国/12月28日 |
安達裕樹(4) | 6.93 | |
古結宏(4) | 6.81 | 尼崎/12月27日 |
北野輝季(4) | 6.81 | 宮島/12月27日 |
大池佑来(4) | 6.78 | 江戸川/12月30日 |
小池修平(4) | 6.77 | びわこ/12月29日 |
平高奈菜(4) | 6.67 | 住之江/12月31日 |
藤原菜希(4) | 6.63 | 住之江/12月31日 |
武田光史(4) | 6.61 | 三国/12月28日 |
麻生慎介(4) | 6.59 | |
平山智加(4) | 6.54 | 住之江/12月31日 |
坂口周(4) | 6.52 |
16人の中にはボートレース界のレジェンド「松井繁」の名も。
22年の優勝回数はG3タイトル1回、一般戦3回の計4回です。常にグランプリ出場を目指す松井にとって、クラシックに出場できるか否かは非常に重要なターニングポイント。
そして現在、優勝のノルマを課して宮島競艇の一般戦「第10回新東通信杯」に出場しています。
今大会で優勝できれば優勝回数は5回となり、クラシック出場の可能性が残ります。
いずれにしても、12月26日の準優勝戦を勝ち、優勝戦へと勝ち上がることが勝負駆けの絶対条件。
ちなみに、本当のラストチャンスは「当年の地区選優勝者(6地区)」。
年初に各地で開催される「地区選優勝者」にもクラシックの出場権が与えられます。松井繁がもし出場中の宮島で優勝できなかった場合、23年の住之江(近畿地区選手権)に勝負駆けは持ち越し。
近畿地区選を優勝することができれば、ボートレースクラシックは問答無用で出場当確です。
2023年グランプリに向けた松井繁の戦いは既に始まっています。気迫に満ちた渾身の勝負駆けに要注目です!
12月31日に年間優勝回数が出揃った後、改めて「平和島クラシック」の勝負駆け情報をお伝えします。