2022年スター候補レーサー(フレッシュルーキー)に選出された、岡山支部の「坂本雅佳」選手が12月12日をもってボートレーサーを引退しました。
約5年間の現役生活で残した成績は以下の通り。
- 出場節数:108節
- 出走数:894回
- 1着数:47回
- 勝率:3.07%
- 1着率:5.2%
- 2連対率:11.5%
- 3連対率:21.0%
- 優出:1回
- 優勝:0回
お世辞にも優れた実績とは言えませんが、所属する児島競艇(岡山支部)からスター候補に推薦された選手。まさに”これから”という時期であり、業界内でも驚きの声が寄せられています。
進退についての報告は12月18日、坂本選手自身がツイッターに掲載。
報告させてください。
12月12日でボートレーサーを引退しました。どうしてもやりたいことがあり、そこに向かうにはこの決断が自分にとっては、最良だと判断しました。
こんな下手くそな僕を少しでも応援してくださった方々、本っ当にありがとうございました。ボートレースは今もこれからも大好きです!!
坂本がボートに乗る姿や師匠「茅原悠紀」と映る写真も添付。
このツイートに対し、同期レーサーが反応。澤田尚也「俺らは永遠に同期だぞ」、石田貴洋「頑張ろーぜ」といったコメントの他、全国のファンからも多数の寄せられています。
引退後の詳細は語られていません。ただ、メディアへのインタビューでは「大学生のころから抱いていた目標があり、その準備を進めていました」と、競艇とは別の夢があったらしい。
また、ボートレーサーとしての限界も感じていたとのこと。
ボートレースも大好きだったので、この業界でトップになろうと思っていたし、(それで)頑張れてはいました。(でも)やっぱり向き不向きはありますよね。
僕は賞金王に出場することは、誰がどう考えても実力的には不可能だと(思いましたし)、諦めがつきました
引用元:日刊スポーツ
師匠の茅原がSG常連のトップレーサーであることは、自分の能力を客観的に判断するきっかけになったかもしれません。
不安はもちろんですが前向きですし、チャレンジ精神しかないので、この選択に絶対後悔はないです。今後もしないと思います。大好きだったからこそ、ボートレースも中途半端に向き合いたくなかったんです
引退を決断するまでに”1度は師匠に勝ってみたかった”と悔いる言葉はなく、前向きな強い気持ちを語っています。
坂本雅佳は現在27歳。これから何でもできる若さなので、ぜひとも”大学生からの目標”を叶えてほしいですね!陰ながら応援してます。