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オートレース界最強の選手&歴代賞金王・全国ランク1位など

オートレース界最強の選手&歴代賞金王・全国ランク1位など

1950年に施行開始されたオートレース。その長い歴史において誕生した”最強”と呼ぶにふさわしい選手を一挙公開。

紹介するのは、現代のオート界で活躍するトップレーサーと、輝かしい実績を残した歴代のレジェンドレーサー。いずれの選手も業界の発展に大きく貢献したスーパースターたちです。

本題の前に”各種ランキング”を紹介するので、興味がない方は目次よりお好みの項目へお進みください。

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歴代最強のオートレーサーランキング

2024年11月現在、記録面でオートレースの歴史に名を刻んだ選手を紹介します。

生涯獲得賞金ランキングは古い情報しかなかったので、当記事での掲載は断念しました。

通算勝利数ランキング

順位選手名勝利数
1位高橋貢(現役)1,668勝
2位小林啓二1,636勝
3位岩田行雄(現役)1,608勝
4位秋田敬吾1,557勝
5位篠崎実(現役)1,538勝
6位鈴木辰己(現役)1,537勝
7位浦田信輔(現役)1,462勝
8位鈴木章夫(現役)1,415勝
9位阿部光雄1,407勝
10位永井大介(現役)1,378勝

現役・引退選手を問わず、2024年11月時点での勝利数ランキングを順位付けしています。

他の公営競技と比較して、オートレーサーは選手寿命は長め。その為、1位の高橋貢をはじめとした、現役勢がさらに勝ち星を伸ばす可能性は高いと思われます。

そして、11位以下にも現在SGで活躍しているトップレーサーが多数控えている状況。数年後の順位変動が楽しみです。

通算優勝回数ランキング

順位選手名勝利数
1位高橋貢(現役)218勝
2位小林啓二150勝
3位飯塚将光142勝
4位島田信廣141勝
5位篠崎実(現役)117勝
6位浦田信輔(現役)116勝
7位永井大介(現役)110勝
8位青山周平(現役)108勝
9位鈴木辰己(現役)107勝
岩田行雄(現役)107勝

オートレースでは、優勝回数年間1位の選手でも平均10回前後。また、強い選手はより重いハンデが加わり、実力のみで勝てるとは限りません。

そんな中、200Vを超えている高橋貢の強さは驚異的!2~4位にも時代を創った往年の名レーサーが並んでいます。

歴代の賞金王レーサー

選手名勝利数
2023青山周平121,912,315円
2022鈴木圭一郎98,176,536円
2021青山周平109,116,305円
2020青山周平88,894,055円
2019青山周平104,811,060円
2018鈴木圭一郎84,765,735円
2017鈴木圭一郎85,758,885円
2016鈴木圭一郎111,672,605円
2015青山周平82,231,150円
2014永井大介110,774,445円
2013永井大介118,194,955円
2012高橋貢109,799,225円
2011浦田信輔90,059,850円
2010有吉辰也98,819,100円
2009高橋貢110,278,350円
2008高橋貢99,066,530円
2007山田真弘98,869,450円
2006田中茂129,740,900円
2005池田政和112,262,200円
2004高橋貢148,124,255円

年末に開催される「SGスーパースター王座決定戦」の優勝賞金は3100万円。最上位グレードとしては少ないこともあって、年間を通して活躍しないと賞金王タイトルは獲得できません。

ちなみに、競艇・競輪の賞金ランキング1位は2億円以上なのに対し、オートレースは約1億円です。

オートレースの売上規模は公営ギャンブルで最も小さい。

歴代の全国ランキング1位

前期全国1位後期全国1位
2024年青山周平鈴木圭一郎
2023年青山周平鈴木圭一郎
2022年青山周平鈴木圭一郎
2021年青山周平青山周平
2020年青山周平青山周平
2019年鈴木圭一郎鈴木圭一郎
2018年鈴木圭一郎鈴木圭一郎
2017年鈴木圭一郎鈴木圭一郎
2016年中村雅人青山周平
2015年中村雅人金子大輔
2014年青山周平永井大介
2013年髙橋貢永井大介
2012年髙橋貢金子大輔
2011年田中茂髙橋貢
2010年髙橋貢有吉辰也

実力No.1レーサーの証となる「全国ランキング1位」の称号。

全国1位の選手のみが着用できる”No.1勝負服”というプレミアム要素も。ここ数年は青山周平・鈴木圭一郎による1位争いが続いています。

最強の現役オートレーサー

これから紹介するのは、約400人いる”オートレース界現役最強”に値する選手たち。

※画像タップでジャンプできます。

青山周平(あおやましゅうへい)のプロフィール写真
青山周平
鈴木圭一郎(すずきけいいちろう)のプロフィール写真
鈴木圭一郎
高橋貢(たかはしみつぐ)のプロフィール写真
高橋貢
永井大介(ながいだいすけ)のプロフィール写真
永井大介
中村雅人(なかむらまさと)のプロフィール写真
中村雅人
池田政和(いけだまさかず)のプロフィール写真
池田政和
金子大輔(かねこだいすけ)のプロフィール写真
金子大輔
荒尾聡(あらおさとし)のプロフィール写真
荒尾聡
浦田信輔(うらたしんすけ)のプロフィール写真
浦田信輔
岡部聡(おかべさとし)のプロフィール写真
岡部聡
有吉辰也(ありよしたつや)のプロフィール写真
有吉辰也
森且行(もりかつゆき)のプロフィール写真
森且行
佐藤摩弥(さとうまや)のプロフィール写真
佐藤摩弥
黒川京介(くろかわきょうすけ)のプロフィール写真
黒川京介

最強なので本当は1人に絞るべきだけど…。そこは見逃してください。

青山周平(あおやましゅうへい)

最強のオートレーサーランキング「青山周平」
名前青山周平(あおやましゅうへい)
所属(期)伊勢崎(31期)
生年月日1984年12月5日
身長/体重164cm/54kg
血液型O型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2015・2019・2020・2021・2023)
日本選手権(2018・2019・2022・2023)
グランプリ(2018・2019・2022・2023・2024)

全日本ロードレース選手権王者・世界GPライダーを経て、2011年からオートレースに転向した「青山周平」。

デビュー35日で初V、1年8ヵ月でG1優勝など記録尽くしだったルーキー時代。そして、2014年前期に全国ランク1位を獲得すると、それ以降は”ほぼ無敵状態”で勝ちづ付けている真の最強レーサーです。

ロードレース仕込みのライン取りはさすが現役最強。先頭に立てば鉄壁のディフェンスを見せ、驚異的なペースでSGタイトルの数を積み上げています。

2021年全日本選抜でSGグランドスラムを達成。この先オート界の記録をいくつ塗り替えていくのか?

鈴木圭一郎(すずきけいいちろう)

最強のオートレーサーランキング「鈴木圭一郎」
名前鈴木圭一郎(すずきけいいちろう)
所属(期)浜松(32期)
生年月日1994年11月30日
身長/体重160cm/51kg
血液型A型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2016・2022)
日本選手権(2016・2017・2021)
全日本選抜(2016・2018/1・2018/10・2019・2023)

ポケバイ時代から素質を高く評価され、2014年に18歳でデビューした「鈴木圭一郎」。

2016年3月、史上最年少となる21歳3ヵ月でG1初V達成。そこからビッグレースを勝ちまくり、年末のスーパースター王座決定戦Vで賞金王獲得。史上最年少記録を次々と更新し、最強レーサーへの道を一気に駆け上がりました。

若い頃は走りの粗さも目立っていましたが、キャリアを重ねるごとにレースぶりが安定。重ハンデながら先頭へ抜け出す速攻を武器に、2024年は史上初となる年間100勝を達成。

青山と現役最強レーサーの座を争う図式は当分の間続いていくはずです。

高橋貢(たかはしみつぐ)

最強のオートレーサーランキング「高橋貢」
名前高橋貢(たかはしみつぐ)
所属(期)伊勢崎(22期)
生年月日1971年6月14日
身長/体重174cm/54kg
血液型B型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(1999・2004・2009・2012)
日本選手権(1997・1998・2000・2004)
オールスター(1997・1998・1999・2010・2011)

高橋貢」がこれまでに稼いだ生涯獲得賞金は歴代1位の20億円以上。

2024年2月には小林啓二が持っていた通算勝利数記録を更新すると、通算優勝回数も歴代1位に。50歳を過ぎた現在もなお、オートレース界を牽引する「絶対王者」です。

2017年は史上初となるSGダブルグランドスラムを達成。大会グレードやレース場に関係なく、圧倒的な強さを披露し続けています。

当然、肉体的な衰えはあるでしょう。しかし、多くのファンが口を揃える現役最強レジェンドに”引退”を感じさせる気配は一切ありません。

永井大介(ながいだいすけ)

最強のオートレーサーランキング「永井大介」
名前永井大介(ながいだいすけ)
所属(期)川口(25期)
生年月日1977年1月23日
身長/体重169cm/49kg
血液型O型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2008・2014・2018)
日本選手権(2010・2011・2012・2015)
グランプリ(2008・2013・2014)

スター選手を多数輩出した”花の25期”で最も多くのタイトルを獲得している「永井大介」。

デビュー丸2年でSG優出2着など早くから活躍。上体を起こした安定感のあるライディングフォームで勝ち星を重ね、2014年スーパースター王座決定戦VでSGダブルグランドスラム達成。

最も印象に残っているシーンは、廃止が決まった船橋オートで開催した2016年3月のプレミアムカップ。

貫禄のVを飾ったものの、表彰式で森田健作千葉県知事(当時)からの握手を拒否。そしてインタビューで涙ながらに感謝の思いを伝えた姿は今でも鮮明に覚えています。

中村雅人(なかむらまさと)

最強のオートレーサーランキング「中村雅人」
名前中村雅人(なかむらまさと)
所属(期)川口(28期)
生年月日1981年2月21日
身長/体重160cm/47kg
血液型AB型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2010・2013)
日本選手権(2014)
グランプリ(2016)

船橋の廃止に伴って川口へ移籍した「中村雅人」もSGグランドスラマーの1人。

これまで全国ランク1位に2度輝いており、2015年には15連勝を含む年間84勝を挙げてMVPを受賞しました。

中村といえば、レース後半に見せる粘り強さ。多くの選手がタイヤの摩耗などでペースダウンする中、周回を重ねるごとに”最強の追い足”を発揮する最強レーサー。

小柄な体格でタイヤに負担を掛けない走りが特徴的で、特に周回数が多いSG優勝戦では多くの逆転劇を演出しています。

池田政和(いけだまさかず)

最強のオートレーサーランキング「池田政和」
名前池田政和(いけだまさかず)
所属(期)川口(23期)
生年月日1973年2月11日
身長/体重163cm/44kg
血液型O型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2000・2002・2004・2005)
日本選手権(1999・2003)
全日本選抜(2005)

船橋在籍時代、最強エンジンと呼ばれた愛車マンティスで数々のタイトルを手にした”皇帝”こと「池田政和」。

後方から追い上げる捌きのテクニックを武器に、年末のスーパースター王座で4回の優勝。2005年には賞金王にも輝きました。

ただ、今でこそこうして紹介できるスター街道を歩んでいますが、2020年4月には落車事故で左大腿骨を骨折。その大怪我でコンディションが整わず引退を囁かれた時期も。

そんな中、1年8ヵ月もの療養を経て戦線復帰。2024年日本選手権では4年半ぶりにSG優出し、完全復活への期待が日増しに高まっています。

金子大輔(かねこだいすけ)

最強のオートレーサーランキング「金子大輔」
名前金子大輔(かねこだいすけ)
所属(期)浜松(29期)
生年月日1980年4月17日
身長/体重170cm/62kg
血液型O型
主な獲得タイトル
全日本選抜(2015・2024)
グランプリ(2011)

華の29期で優秀な成績を残している「金子大輔」。浜松ではファンから”KD”の愛称で親しまれている人気レーサーです。

2012年後期・2015年後期で全国ランク1位を獲得し、2024年全日本選抜オートレースで9年ぶり3度目のSG優勝を達成しました。

先手を取れば押し切り、後手を踏んでも怒涛の追い上げを魅せる万能選手。

2018年スーパースター王座決定戦で多重落車に巻き込まれ、靱帯断絶の大ケガを負うも5ヵ月半で復帰。その後は好調をキープしており、2024年後期ランクでは鈴木圭一郎、青山周平に続く3位をキープ。

荒尾聡(あらおさとし)

最強のオートレーサーランキング「荒尾聡」
名前荒尾聡(あらおさとし)
所属(期)飯塚(27期)
生年月日1981年6月28日
身長/体重171cm/57kg
血液型B型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2017)
オールスター(2007・2019・2020)
全日本選抜(2021)

デビュー直後の2級車時代から超大型新人として注目が集まり、その期待通りにトップレーサーとなった「荒尾聡」。

最優秀新人賞を皮切りに数々のタイトルを獲得。2017年スーパースター王座決定戦V、オールスター優勝3回などいかんなく実力を発揮。

道中で選手を捌くテクニックは現役最強クラス。SG・G1では高い優出率を誇り、大舞台での安定感は目を見張るものがあります。

スーパースター王座決定戦でも2014年からの10年間で優出8回。ここ数年は重賞を獲れていませんが、眠った虎が目を覚ます日は近いかもしれません。

浦田信輔(うらたしんすけ)

最強のオートレーサーランキング「浦田信輔」
名前浦田信輔(うらたしんすけ)
所属(期)飯塚(23期)
生年月日1973年7月31日
身長/体重166cm/66kg
血液型AB型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2011)
日本選手権(2001)
オールスター(2004・2006・2015)

2011年スーパースター王座決定戦優勝を果たし、飯塚所属レーサー初のSGグランドスラマーとなった「浦田信輔」。”常勝”の異名を持つ筑豊最強軍団の中心選手です。

地元開催の2000年全日本選抜でSG初制覇。そこから快進撃が始まり、地元飯塚のG1開設記念は過去4度制覇、浜松G1では2007~10年まで4連覇という偉業を達成しています。

大きなタイトルから遠ざかっていますが、今もなお飯塚地区の代表格であることに変わりはありません。

岡岡部聡(おかべさとし)

最強のオートレーサーランキング「岡部聡」
名前岡部聡(おかべさとし)
所属(期)山陽(19期)
生年月日1965年4月7日
身長/体重170cm/65kg
血液型O型
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(2003)
日本選手権(2005)
全日本選抜(2006・2010)

秋田敬吾、小林啓二の両レジェンドが引退した後、山陽オートを長年率いてきた「岡部聡」。

初めて導入された2002年前期の全国統一ランキングで1位となった、文字通り初代最強のオートレーサーです。

岡部といえば、雨にめっぽう強い選手。湿走路でケタ違いの勝率を記録したことで、雨天日は問答無用で人気するのが当たり前の時代もありました。

日本選手権初Vの2005年大会も得意の湿走路。滑る路面を苦にせずレース中盤で先頭に立ち、後続に大差をつけて優勝。

オートレースの歴史に残る「最強の雨巧者」といっても過言ではないでしょう。

有吉辰也(ありよしたつや)

最強のオートレーサーランキング「有吉辰也」
名前有吉辰也(ありよしたつや)
所属(期)飯塚(25期)
生年月日1976年3月17日
身長/体重165cm/49kg
血液型B型
主な獲得タイトル
グランプリ(2010)
全日本選抜(2012)
オールスター(2008)

カミソリスタートと呼ばれるスタート力を武器に、2010年賞金王タイトルを獲得した飯塚最強レーサー「有吉辰也」。

2007年から2010年にかけては、SG19回連続優出という大記録を樹立。スタートはもちろんのこと、最後まで先頭を譲らない粘り強さも大きな持ち味です。

2013年以降は落車続きで低調だった時期も。しかし、不屈の闘志でカムバックを果たし、2023年後期ランキングでは12年半ぶりに飯塚1位の座を奪回しました。

近況の好調を維持できれば、全国最強と呼ばれた”筑豊軍団”が再来するかも。

森且行(もりかつゆき)

最強のオートレーサーランキング「元SMAP・森且行」
名前森且行(もりかつゆき)
所属(期)川口(25期)
生年月日1974年2月19日
身長/体重177cm/56kg
血液型B型
主な獲得タイトル
日本選手権(2020)
キューポラ杯(2013)
開設記念グランプリレース(2009)

ネームバリューの大きさに、選考段階で若干忖度してます。

国民的アイドルグループ”SMAP”を脱退し、1997年にオートレーサーとなった「森且行」。同年7月6日のデビュー戦には3万5000人のファンが詰め掛ける中、愛車(エンジェル)で初勝利を挙げました。

「日本一になる」と養成所時代の宣言通り、地元開催のG1・G2をコンプリート後、2020年日本選手権でSGVを達成しています。

華々しい経歴から名前が先行しがちですが、正真正銘”強いオートレーサー”ですw

最強のオートレーサーランキング「元SMAP・森且行」(アイドル時代)
森且行が脱退前のSMAP

2021年1月の落車事故で生命の危険を脅かす重傷を負いますが、必死のリハビリで2年3ヵ月ぶりに復帰。

とてつもない数の苦労や試練を乗り越えた元スーパーアイドル。2024年に50歳を迎えた森且行は、この先どのようなレーサー人生を歩むのか?

佐藤摩弥(さとうまや)

最強のオートレーサーランキング「佐藤摩弥」
名前佐藤摩弥(さとうまや)
所属(期)川口(31期)
生年月日1992年5月16日
身長/体重151cm/44kg
血液型O型
主な獲得タイトル
キューポラ杯(2023)
スーパースターガールズ王座決定戦(2022)

2011年、坂井宏朱さんと共に44年ぶりの女子オートレーサーとしてデビューした「佐藤摩弥」。

モトクロスで培った経験を生かして成績を伸ばし、2013年地元川口で女子レーサー初の優勝、そして同年7月のキューポラ杯でG1初タイトルを獲得しました。

オートレース史の記録を次々と塗り替え、女性でも戦えることを実力で証明した最強のオートレース女子です。

2023年SGオールスターでは快挙まであと一歩の優出2着。2023年度後期ランクは、自己ベストかつ女子歴代最上位のS級6位に上昇し、誰もが認めるトップレーサーの1人に。

2024年現在、22人に増えた女子レーサーを引っ張る存在として、志半ばで殉職した同期・坂井さんの思いも胸に今後の活躍が期待されます。

黒川京介(くろかわきょうすけ)

最強のオートレーサーランキング「黒川京介」
名前黒川京介(くろかわきょうすけ)
所属(期)川口(33期)
生年月日1998年7月31日
身長/体重160cm/52kg
血液型O型
主な獲得タイトル
日本選手権(2024)
キューポラ杯(2024)

2024年11月、日本選手権で念願のSG初制覇を果たした最強若手レーサー「黒川京介」。

デビューのきっかけは、川口オートで開催されたポケバイレース。当時8歳でオートレーサーへの憧れを抱き、その夢を叶えるどころか、日本一の栄光をつかむまでに飛躍を遂げました。

スタートで張っていける度胸と、コーナーでの開けっぷりの良さは超一流レベル。

青山・鈴木の2強に食らいつき、先輩たちをまとめてなぎ倒す勢いを持った次世代エースに大きな注目が集まっています。

オートレース界の歴代レジェンド

オートレースの歴史に名を刻んだ歴代のレジェンドレーサーを紹介します。

飯塚将光(いいづかまさみつ)

オートレース界のレジェンド選手「飯塚将光」
名前飯塚将光(いいづかまさみつ)
所属(期)船橋(9期)
生年月日1950年2月7日
引退日2013年6月7日
通算勝利数1382勝
主な獲得タイトル
日本選手権オートレース(1977・1978・1983・1986・1987・1989)
オールスター(1985・1989)
全日本選抜(1992)

歴代最多となる日本選手権V6、黒潮杯争奪戦V7など、42年のキャリアで数多くのビッグタイトルを獲得した”ミスター・オート”こと「飯塚将光」。

全盛期には馬力に優れたエンジン(トライアンフ)を巧みに乗りこなし、9度の賞金王に輝いた最強レジェンドです。

一時代を築いた大スターにふさわしく、地元船橋以外のレース場でもファンからの常に大声援。また、引退後の現在でもオールドファンが多数存在しています。

2014年10月11日、胃がんにより64歳でお亡くなりになりました。

島田信廣(しまだのぶひろ)

オートレース界のレジェンド選手「島田信廣」
名前島田信廣(しまだのぶひろ)
所属(期)船橋(11期)
生年月日1950年1月28日
引退日2002年10月16日
通算勝利数1292勝
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(1990・1991・1992・1993・1994)
日本選手権(1992・1996)
全日本選抜(1990・1991・1993・1994・1997・1999)

スーパースター王座決定戦で前人未到の同一SG5連覇を達成。主力エンジンがフジに変わった1990年代、オートレース界を完全制圧した”鉄人”こと「島田信廣」。

最強の証でもあるスーパーハンデ(同じランクの選手よりも後方からスタート)を感じさせない走りで、通算14個のSGタイトルを獲得しました。

強面の風貌とは裏腹に、常に笑顔を絶やさない明るい性格だった島田。

現役期間は29年とやや短かったものの、記憶に残る名場面を数多く提供してくれたエンターテイナーです。

2007年10月18日、食道癌により57歳という若さで死去。

広瀬登喜夫(ひろせときお)

オートレース界のレジェンド選手「広瀬登喜夫」
名前広瀬登喜夫(ひろせときお)
所属(期)川口(期前)
生年月日1940年8月23日
引退日2003年1月27日
通算勝利数1272勝
主な獲得タイトル
日本選手権(1965・1966)
オールスター(1969)

第1回日本選手権の優勝者であり、あまりの強さから”オートの神様”と呼ばれた「広瀬登喜夫」。弟子は元SMAPの森且行。

ダート走路時代には敵なしの強さを誇り、舗装路に変わった1969年オールスターでSG初制覇。また、通算3度のSGを優勝するなど、名実ともにオート界最強のレジェンドレーサーです。

黎明期を支えた功労者ですが、1970年に八百長疑惑で逮捕されオート界から追放。約5年後、裁判で無罪が確定し、現役復帰を果たした暗い過去もあります。

それでも長いブランクを乗り越え、1991年にはスーパースター王座決定戦で優出5着。50歳にしてとんでもない偉業を達成したのです。

その後、2003年1月のレースをもって62歳で現役を引退しました。

小林啓二(こばやしけいじ)

オートレース界のレジェンド選手「小林啓二」
名前小林啓二(こばやしけいじ)
所属(期)山陽(8期)
生年月日1951年2月1日
引退日2015年11月6日
通算勝利数1636勝
主な獲得タイトル
オールスター(1991)

”走る金字塔”の異名がついた山陽のレジェンド「小林啓二」。現役の通算勝利数1636は、高橋貢が更新するまで歴代1位に君臨し続けた偉大な記録です。

一時は重賞を勝てず「無冠の帝王」と呼ばれた時期もありましたが、1991年オールスターで悲願のSG初Vを達成。そこから勢いが増し、1990年代には山陽ランク1位の座を複数回獲得しています。

ファンのみならず、後輩レーサーからの人望も厚かった名選手。そうした功績を称え、引退した翌年の2016年から「G2小林啓二杯」が開催されています。

田代祐一(たしろゆういち)

オートレース界のレジェンド選手「田代祐一」
名前田代祐一(たしろゆういち)
所属(期)伊勢崎(15期)
生年月日1959年2月3日
引退日2014年4月6日
通算勝利数1356勝
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(1989)
日本選手権(1988)
全日本選抜(1988)

高橋貢が天下を獲る前の伊勢崎で、実力No.1の地位を守り続けてきた「田代祐一」。

1988年は全日本選抜・日本選手権の両SGを制し、初の賞金王とMVPタイトルを獲得。通算成績はSG3Vをはじめ、G1・G2で13V、2002年には通算100Vを達成しています。

2014年4月の引退後、高崎でたこ焼き屋(蛸一)に転身。各地のレース場や場外でケータリング出店することもあるそうです。

中村政信(なかむらまさのぶ)

オートレース界のレジェンド選手「中村政信」
名前中村政信(なかむらまさのぶ)
所属(期)飯塚(19期)
生年月日1966年8月9日
引退日1999年12月23日 ※殉職
通算勝利数541勝
主な獲得タイトル
全日本選抜(1995)
グランプリ(1987)

当時、東高西低だったオート界の勢力図を塗り替えるべく、筑豊最強軍団の礎を作り上げた”西の横綱”こと「中村政信」。

島田信廣と”越境の師弟関係”を結び、他地区の先輩レーサーたちにも指導を受けながら確実に成長。次第に全国区へと飛躍していき、1995年全日本選抜でSG初優勝を達成しました。

しかし、全盛期だった1999年の年末、地元飯塚のレース中に多重事故で殉職。

20年以上経った今でも悔やまれる事故ですが、生前の功績を称えて愛車トーマスの名を冠にした「トーマスメモリアル」が毎年開催されています。

片平巧(かたひらたくみ)

オートレース界のレジェンド選手「片平巧」
名前片平巧(かたひらたくみ)
所属(期)船橋(19期)
生年月日1965年6月14日
引退日不明 ※49歳没
通算勝利数1137勝
主な獲得タイトル
スーパースター王座決定戦(1995・1996・1997・1998・2001)
日本選手権(1990・1993・1994)
グランプリ(1998・2000)

オート界史上初のグランドスラム含むSG15Vの実績。デビュー6年目で日本選手権を制し、常に最強クラスの地位で走り続けた”セアの申し子”こと「片平巧」。

練習にも整備にも人一倍の時間を掛け、ストイックに強さを求め続けた”孤高の天才”と呼ぶべき存在です。

通算80Vの中でG2以上での優勝は半数を超える45回。ただ、選手晩年は体調を崩して欠場することが多く、2015年に現役のまま49歳の若さで死去。※詳細な死因は公表なし。

片平巧が現役を続けていたら、高橋貢と同等の記録を残していたことでしょう。タラればを言っても仕方ないですが…

まとめ

最強の名にふさわしいオートレーサーを紹介しました。

近年、オートレース界も顔ぶれが多彩になり、イケメンや美人レーサーなど、盛り上げてくれそうな若手が沢山デビューしています。今後はそうした選手も紹介していくつもりです!

最後に、推しレーサーを見つけるとより楽しめるはず。成績でもルックスでも何でもOK!追っかけたくなるような選手をぜひ見つけてくださいw

私の推しレーサーは断トツでサトマヤ(佐藤摩弥)。

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