「検証数No.1」を自称し、「月2,000万以上稼ぐ」という万舟三人衆が運営する競艇検証サイト「口コミ競艇速報」。
まつみん(松本)・佐々木・渡辺の3名が「やほやほ!」「検証していくぞ!」というフレンドリーな口調で次々と予想サイトを検証し、読者から人気を集めています。
ただ、記事の数が多いことと、その記事が本当に中立な検証かどうかは別の話です。全ての記事の「出口」を確認すると、どの記事も同じ場所に向かっていることがわかります。
口コミ競艇速報を全否定するつもりはありません。検証記事の量は事実として評価しつつ、出口構造の問題点を整理していきます。

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直近の予想は的中率75.3%・回収率3144.6%。これほど優秀な予想サイトは極めて稀です。
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結論 口コミ競艇速報は検証記事を書いているが、出口はインフルエンサーと同じ
まず結論から整理しておきましょう。
口コミ競艇速報の記事数が多いのは事実です。悪質サイトを検証する記事も、優良サイトを紹介する記事も、数百本規模で蓄積されています。
ただし全ての記事の出口を確認すると、「LINE登録→おすすめサイト紹介」という同じ流れで終わっています。
また「月2,000万以上稼ぐ」という数字には、裏付けとなる収支の公開がありません。
インフルエンサーのLINE誘導を批判する記事が、自分たちのLINE誘導で締められている──この言行不一致が、本記事で指摘したい最大のポイントです。
口コミ競艇速報の基本情報
批判の前に、まずはどんなサイトで誰が運営しているのかを確認しておきます。
万舟三人衆とは
口コミ競艇速報を運営するのは「万舟三人衆」と名乗るまつみん(松本)・佐々木・渡辺の3名です。3名とも素顔・本名は非公開で活動しています。
| サイト名 | 口コミ競艇速報 |
| ドメイン | boatrace-kuchikomi.com |
| ドメイン作成日 | 2019年9月6日 |
| 記事数 | 数百本規模 |
| @bortrace_kuchikomi |
なお、InstagramのハンドルネームはBoatraceの「Boat」ではなく「Bort」という表記で(@bortrace_kuchikomi)運用されています。
サイト内では「月2,000万以上稼ぐ」「検証数No.1」を自称しており、LINEでは「毎日個別にレクチャーするよん♪」と案内しています。
「月2,000万」は事実なのか?
「月2,000万以上稼ぐ」という数字に、裏付けは示されているのでしょうか。
サイト・SNS・LINEを確認した範囲では、収支記録や的中舟券の画像など、この金額を裏付ける証拠は公開されていませんでした。つまり「月2,000万」はあくまで自称の数字です。
仮に競艇の的中だけでこの金額を稼いでいるなら、収支を公開すれば検証サイトとしての信頼性は一気に高まるはずです。それをしていない以上、この数字を根拠にサイトの信頼性を判断することはできません。

数字がデカいほど「ソースは?」って聞きたくなるやつです。
全ての記事が同じテンプレートで同じ出口に向かう
記事数の多さとは別に、記事の構造を見ていきましょう。
記事構成のパターンを分解する
口コミ競艇速報の検証記事は、ほぼ以下のテンプレートで構成されています。
「新しい予想サイトを発見→特商法チェック→無料予想に参加→口コミ確認→優良 or 悪質の判定→LINE登録してね→おすすめサイト一覧」
注目してほしいのは、「LINE誘導で読者を集めるインフルエンサー」を批判する記事ですら、末尾は自分たちのLINE登録への誘導で締められている点です。
実際に確認したところ、競艇インフルエンサーの「競艇将軍」を批判する記事(2026年5月26日公開)も、他の検証サイト「ボートレースマンション」を批判する記事(2026年5月22日公開)も、記事の末尾はいずれもLINE登録への誘導で締めくくられていました。(スクリーンショット参照)








競艇将軍の記事では「『自分に合うサイトが知りたい』『ちょっと話を聞いてみたい』という人は万舟三人衆のLINEに相談しにきてねん!」という文言でLINEへ誘導しています。
インフルエンサーのLINE誘導を問題視しながら、自分たちの記事もLINE誘導で終わる。これは批判記事で指摘している悪質インフルエンサーとほぼ同じ構造です。
まつみんの「やほやほ!」「検証していくぞ!」という親しみやすい口調や、渡辺・佐々木それぞれのキャラクター設定は、読者との距離を縮める効果があります。ただ、キャラクターの親しみやすさと検証内容の中立性は別の問題です。
【実際に確認】LINEに登録して紹介されたサイトを調べてみた
ここからは実際にLINEに登録して、どんなサイトが紹介されるのかを確認した結果です。
また、「優良競艇予想サイト」一覧ページに掲載されているサイトを舟ラブの検証結果と照合しました。


登録直後、LINEアプリ側に「このアカウントは未認証アカウントです。投資など金銭に関連するメッセージには十分注意してください。」という注意バナーが表示されました。未認証アカウントに表示される標準的な注意喚起ではありますが、金銭のやり取りを促すアカウントとしては留意しておきたい点です。
なお、過去にはLINEアカウントが何度も変更されており、サイト内にも「公式LINEがリニューアルしたぜ!」という記述が複数確認できます。
サイト内では直近の変更理由について「アカウントが凍結されたから!」「どうやらとばっちりを受けたみたい」と説明されており、凍結されたこと自体は運営者も認めています。ただし「とばっちり」というのはあくまで運営者側の説明であり、凍結の具体的な理由を外部から確認する方法はありません。



凍結の理由は分からんけど、とばっちりの中身が気になるところではありますw
話を戻して、登録後に実際に届いたメッセージを見ていきます。メッセージでは毎日複数の予想サイトのプランが紹介されてきました。確認できたサイトは以下の通りです。
- フューチャー(「ブラックボックス」目標300万・3000pt、「王者」目標200万・2000pt)
- ドリーム(「ドリームマスター」目標150万・1000pt、「メガドリーム」目標50万・100pt)
- クリアボート(「グランドスラムALL」目標1040万・2000pt)
- ファンタジー(「ファンタジー」目標100万・100pt)
- リオ(「バカラ」目標100万・100pt)
- タイムマシン(目標120万・1200pt→200pt割引)


「紹介しているサイトは全部登録している人の方が圧倒的に結果が出ている!登録していないと担当割引が受けられず、登録していた人より高くなっちゃう可能性も」
という文言で、全サイトへの一括登録を促すメッセージも届きました。
これらのサイトのうち、舟ラブの検証結果との照合は以下の通りです。
| サイト名 | 舟ラブの検証結果 |
|---|---|
| フューチャー(ボートフューチャー) | 未検証 |
| ドリーム(競艇ドリーム) | もう少し検証が必要 |
| クリアボート | 未検証 |
| ファンタジー(ボートファンタジー) | 未検証 |
| リオ(ボートリオ) | 未検証 |
| タイムマシン | 未検証 |
紹介された6サイトを舟ラブの検証結果と照合したところ、推奨できると確認できたサイトは1つもありませんでした。
「狙い目サイトを毎日共有」「全部登録している人の方が結果が出ている」と案内しながら、その中身の大半が舟ラブの未検証のサイトというわけです。



全部登録がいちばん結果出るなら、サイト選びの検証っていらなくない?


「おすすめプランを個別にアドバイス」の意味
LINEに登録すると、「その日のオススメプランや君に合った投資法を毎日個別にレクチャーするよん♪」という案内が届きます。
「君に合った投資法を毎日個別にレクチャー」という案内から想像するのは、一人ひとりに合わせたサイト選びのサポートでしょう。
しかし前述の通り、実際に届いたのは6つのサイト全てへの一括登録を促すメッセージでした。少なくとも、「個別」という言葉から想像されるサポートが行われているとは言いがたい状況です。
まとめ 検証記事の数ではなく、言っていること・やっていることで判断してほしい
口コミ競艇速報は、競艇検証サイトの中でも記事数という点では群を抜いています。
特商法チェックや無料予想への参加など、検証作業自体に一定の手間をかけている姿勢は認めるべきでしょう。
ただし、批判している行為と同じ行為で読者を集める構造は、「検証」というよりも「検証の形をした集客」と呼ぶほうが実態に近いかもしれません。
悪質サイトを批判する記事の直後にLINE登録を促し、そこから優良サイトへ誘導する流れは、彼らが批判しているインフルエンサーと本質的に同じ構造です。
検証サイトを見極めるときは、「そのサイトが批判している行為を、自分自身もやっていないか」を確認してみてください。

